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自治体の皆さまへ

連載全3回 公共施設の適正管理を目指して(3)

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埼玉県秩父市

■効果的な配置と適切な管理
市では、普通会計の公共施設(ハコモノ)の延べ床面積を35%削減することを目標に掲げていますが、この目標を達成するためには市庁舎から小中学校まで全ての公共施設を対象にしなければとても成しえません。この「削減」とは、一概に「建物を解体する」ことではなく、その施設に関連する団体等への売却や譲渡、ダウンサイジング(縮小)や統廃合等を行うことも含まれます。統合の例としては、大滝地区の複合施設がありますが、これは総合支所や公民館の建物が老朽化したため、旧大滝中学校の校舎にその機能を移転し、建物を有効に活用しているものです。大滝地区の小さな拠点として整備したもので、現在は大滝老人福祉センターも同所に機能を移転しており、大滝国保診療所も移転の準備が進んでいます。このように、可能な限り公共施設の機能を維持しつつ、住民サービス等が極力低下しないように「削減」を進めることが重要と考えます。

◇未来の秩父市のために
公共施設を統廃合することによって、現在身近にある施設の機能が多少遠くに移ってしまうなどご不便が生じることも否定できません。しかし、計画的に施設の統廃合や長寿命化を実施し、適正な配置により施設を管理することが将来も安心して安全に使い続けるためには最も有効な手段となります。今後、さらに厳しくなる財政状況、止まることのない人口減少、年々進む施設の老朽化など、直面するさまざまな問題に対処していかなければなりません。
市では、将来を見据えながらも効果的な公共施設の配置と適正な管理の実現を目指していきますので、引き続き市民の皆さんの深いご理解とご協力をお願いします。

■施設の統合(例)
施設A:

施設B:

↓ 統合


問合せ:FM推進課
【電話】26-1131

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