■事例1…「損害保険を使って住宅の修理が無料、申請してやる」と言われた…
公的機関から来たような人に「損害保険で家が修理できる。異常気象で今年の冬は大雪になるかもしれないのでその前に対策しておいた方がいい。保険申請は代行する。保険金を使えば実質無料。修理は支給額の範囲内でやるので負担はない。保険金が出なくても違約金はない」などと言われ、契約書にサインした。後から契約書を確認すると手数料が支給額の4割と書いてあった。
◇アドバイス
・口頭での説明と違い契約書に高額な手数料や違約金を書いてある場合があります。
・損害保険は自然災害等の損害が対象で経年劣化は対象外です。嘘の理由で請求すると詐欺に該当するおそれがあります。
事業者の説明を鵜呑(うの)みにせず、自ら保険会社に問い合わせましょう。災害により損害が発生した場合、保険金申請はご自身で行いましょう。手数料は掛かりません。
■事例2…「電話料金が安くなる。手続きはサポートする」と言われた…
大手電話会社の代理店を名乗り訪問してきた人に「毎月電話代はどのくらいか」と聞かれ「8千円くらい」と答えると、「今、インターネットは使っているか」と言われた。「使っていない」と答えると「光回線をアナログに戻すと安くなる。手続きはサポートする」と言われ、電話会社の電話番号とアナログに戻すときに話す内容を教えられ、書類にサインを求められた。ところが、後日その代理店から高額なサポート料を請求された。
◇アドバイス
言われるがまま意味もわからず契約した光回線や、子どもが利用していたが、今は全く利用しておらず、またいつか使うかもしれないとそのままになっている光回線をアナログ回線へ変更を勧め、「サポートした」と高額なサポート料や利用もしない複数のオプション契約をさせ、毎月口座から料金を引き落とします。解約を申し出ない限り契約は自動更新されます。
大手電話会社はアナログ契約変更の営業はしていません。アナログに戻す場合は自分から申し出ましょう。
問合せ:秩父市消費生活センター
毎週月〜金曜日(祝日はお休み)
午前9時〜正午、午後1時〜4時
【電話】25-5200
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