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市長コラム「全国植樹祭から思うこと」

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埼玉県秩父市

秩父市長 北堀 篤

6月4日に「第73回全国植樹祭」が岩手県の陸前高田市で開催され、私は埼玉県で開催される第75回全国植樹祭の会場地の市長として、視察に行ってまいりました。
式典は、東日本大震災の復興の象徴であります「奇跡の一本松」が残る高田松原津波復興祈念公園内の、6千人が収容できる大変広い会場で開催されました。
はじめに、招待者の記念植樹があり、私は「ウグイスカグラ」の苗を植樹しました。その後、プロローグアトラクションから、天皇皇后両陛下がご臨席された記念式典、エピローグアトラクションまで参加いたしました。おおむね2時間30分の一大イベントでした。
東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県でしたので、復興をテーマにしたメッセージが非常に感動的な植樹祭でした。
式典では、地元の高校生が司会進行のアシスタントを務め、和太鼓や鹿しし踊りといった伝統芸能の披露、吹奏楽の演奏や合唱、表彰など、多くの若者が大会運営に関わっていました。また、緑の少年団の子どもたちは、大変礼儀正しく、しっかりと活躍していました。
このような子どもたちを見て、未来を担う若い世代に、健全な森林を確実に引き継ぐことが私たちの使命なのだと改めて認識しました。
令和7年春に開催される第75回全国植樹祭は、国土緑化推進機構および埼玉県が主催者となりますが、主催者と連携して「秩父はひとつ」という想いのもと、秩父地域の1市4町が一丸となって、植樹祭の成功に向けて準備を進めてまいります。
この植樹祭は、秩父地域の魅力をさらに全国に広げ、また、発信できるまたとない絶好の機会です。
秩父地域の魅力発信をはじめ、全国植樹祭が成功するようオール秩父でしっかりと支えていき、次世代の森林づくりや地域づくりにつなげていきたいと考えております。
まだまだ厳しい暑さが続いております。体調を崩さぬよう、お気を付けてお過ごしください。

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