消費生活センターからのお知らせ

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■危険なおもちゃ、販売規制へ〜マグネットセットと水でふくらむボール〜
令和4年9月号で、マグネットのおもちゃの危険についてお知らせしましたが、今年5月、関係法令の改正が閣議決定され、マグネットセットと水でふくらむボールが新たに規制対象となりました。
このため、令和5年12月19日以降は、技術基準を満たしたPSCマーク付きでないと販売できなくなります。
マグネットセットは強力なネオジム磁石でできた小さな球体や立方体のおもちゃで、人が飲み込むと磁石が胃壁や腸壁を挟み込んでしまい、壊死(えし)して穴が開く等の恐れがあります。
水でふくらむボールは、ポリアクリル酸ナトリウムという高吸水性の樹脂でできた小さな球体のおもちゃで、水を含むと大きくふくらみます。人が飲み込むと体内の水分でふくらみ、腸閉塞(へいそく)を起こす恐れがあります。
どちらの製品も、1個の直径や1辺の長さが数mmと小さいため、子どもが飲み込みやすく、また、数百個という大容量で販売されているため、飲み込んでも数量変化に気づきにくいという特徴があります。
NITE(独立行政法人製品評価技術基盤機構)によると、マグネットセットは平成29年以降11件、水でふくらむボールは令和3年以降5件、子どもの誤飲事故が確認されています。
また、アメリカではマグネットセットを含む磁石の誤飲により5人が死亡したという報告もあります。
法令改正後は、マグネットセットと水でふくらむボールは消費生活用製品安全法の特定製品に指定され、PSCマークの表示が義務付けられますが、12月18日までは経過措置期間中ですので、マークのないものも販売されていることにご注意ください。
現在、ご家庭にこれらの製品がある場合は、小さな子どもに触れさせないよう保管方法に気をつけましょう。この機会に廃棄することも有効です。
誤飲した場合はすぐに医療機関を受診してください。

問合せ：秩父市消費生活センター
毎週月〜金曜日(祝日はお休み)午前9時〜正午、午後1時〜4時
【電話】25-5200