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自治体の皆さまへ

新年のごあいさつ

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埼玉県秩父市

秩父市長
北堀 篤

明けましておめでとうございます。
市民の皆さまにおかれましては、輝かしい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

さて、令和4年9月に大滝中津川地区で土砂崩落が発生し、県道が通行止めとなっておりましたが、昨年8月1日に解除となりました。
その間、生活必需品を提供したり、生活支援タクシーを運行するなど、住民の方々が安心して生活できるよう、丁寧な支援を行いました。
さらに、冬の間、唯一のアクセス道路となる林道が凍結等で危険となるため、市営住宅に一時的に避難していただくことを提案し、生活家電等を用意するなどの対策もとらせていただきました。
住民の皆さまの日常生活が戻ってきたことを、心から嬉しく思います。

令和3年5月に秩父市長に就任して以来、市政運営に全精力を傾注してまいりました。市民の皆さまの暮らしを守るため、特に秩父で育つ子どもたちが未来に希望を持てるよう、子育て支援策を引き続き最優先施策とし、併せて医療・福祉、教育、産業・経済などの施策についても重点的に取り組んでおります。
子育て支援の取り組みの具体的な成果を挙げますと、新入学児童へのランドセル購入費用に対する補助制度(最高5万円)の創設、出産祝金の創設および第1子12万円、第2子30万円、第3子50万円への増額、学校給食費の補助率の拡大(50%の補助)、妊娠・出産・子育てまで一貫した相談・支援(ネウボラ)の充実のため、子育てに関する相談機能を強化する、子ども家庭総合支援拠点として、下郷児童館に子育て支援課を設置いたしました。このほか、母と子の心身の回復や安定のための産後ケア事業の開始、幼児の弱視等を早期発見するための屈折検査機器の導入などを実施いたしました。

地域医療に目を向けますと、地域の基幹病院として重要な役割を果たしている秩父市立病院は、救急や新型コロナウイルス感染症の患者さんを数多く受け入れるなど、なくてはならない存在です。しかしながら、南館は建設から42年が経過しており、本館も施設の老朽化が著しく、一部の診療等にも支障をきたしている状況です。
市民の皆さまや医療現場から、安心で快適な医療環境の整備を求める声も上がっており、庁内で市立病院の在り方について調査・研究を行ってまいりました。
私も現場に赴いて現況を確認しましたが、その対策は喫緊の課題であると認識しております。
そこで、今後は有識者などの意見を踏まえながら、市立病院を建て替えする方向で、早急に検討を始めたいと考えております。
また、大滝国民健康保険診療所につきましても、建設から40年以上が経過し、老朽化が著しいため、本年4月に大滝総合支所や公民館、図書館大滝分館などと併設する建物に移転いたします。これにより、大滝地区にお住まいの方々の利便性が向上するものと思われます。

今後も、「子どもから高齢者まで、すべての人が笑顔にあふれ、誰もがチャンスをつかめるまち」を目指して、市民の皆さまの声に耳を傾け、寄り添い、すべての人が安心・安全な暮らしができるよう、そして、秩父市が発展し、飛躍するために全力で諸課題に取り組んでまいります。
本年が市民の皆さまにとりまして、明るく希望に満ちた幸多き年になりますことを心からお祈り申し上げ、新年のあいさつといたします。

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