■オリジナル『銘仙』をプロデュース
地域おこし協力隊の「秩父銘仙」担当として秩父市に移住して1年が過ぎました。「秩父銘仙」の広報活動の一環として、自分自身が着用して着物イベントなどに参加することで、皆さんに、「秩父銘仙」にご興味をお持ちいただくことを目的に、協力隊活動費からオリジナルの銘仙着物の製作をさせていただいております。
1年目は、かつて秩父地域を含めたさまざまな銘仙産地で製織されていたものの、現在は生産されなくなってしまった、タテ縞に捺染(なっせん)(プリントのこと)を施した模様銘仙を企画。自分自身でデザインし、織元さんで製織、秩父市内でお仕立てをしていただきました。
今年度は、再現不可能といわれていた伊勢崎銘仙の様式による併用絣(へいようかすり)(タテ糸ヨコ糸共に捺染した銘仙)を現代によみがえらせるために、長瀞町の織元さんのご協力を得て、ただいま挑戦しております。
銘仙は、現在では秩父地域でしか生産されていない織物です。かつてさまざまな産地で製織されていた全ての技法の銘仙を、秩父地域で再現できることはとても素晴らしく、驚くべきことだと思います。
問合せ:秩父市役所 産業観光部 産業支援課
秩父市熊木町8-15(歴史文化伝承館3階)
【電話】25-5208 秩父銘仙担当・篠原
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