■卒業・特別号
移住相談センター:西村岳登
令和3年4月に東京から秩父市に移住してはや3年が経とうとしています。
秩父市の地域おこし協力隊を目指したきっかけは「大好きな秩父市をたくさんの人に知ってもらいたい」という気持ちからです。その気持ちを持って移住検討者に秩父の良さをたくさん伝えてきました。良さを伝えるために移住相談はもちろんのこと、秩父の魅力を伝えるイベントの企画やオンラインコミュニティを運営してきました。もちろん最初からうまくは行きませんでしたが、周りの先輩方の指導でたくさんのことを学びました。私が移住相談した方が移住してきたときはとても嬉しかったことを今でも覚えています。
協力隊の活動を通して学んだことは、「地域とつながることの大切さ」と「チャレンジを止めないこと」です。秩父の良さは人とのつながりだと感じます。私が移住したときはコロナ禍で行動が制限されていました。しかし、地域の方々はそんな私を温かく迎え入れてくれ、よそ者としてではなく「いち秩父市民」として認めてくださったことはとても嬉しかったのを覚えています。その後、秩父夜祭の山車を曳いたり、お神輿を担がせてもらったりと機会にも恵まれ、つながりの大切さと秩父の良さを感じる良いきっかけになりました。また、活動中は自ら進んでチャレンジすることを止めないことの大切さを学びました。活動の中では未経験なことも多くあり、チャレンジすることで新しいスキルの獲得にもつながりました。協力隊だからこそできたこと、それが結果的に移住者を増やすことにもつながったと感じます。地域おこし協力隊卒業後は秩父市に定住し、協力隊活動中にチャレンジしてきた「映像制作」を本業にします。映像で引き続き、秩父を盛り上げられるように精進していきたいと思います。
最後に、移住してきた私を快く迎え入れてくれた職場の同僚や市職員、地域住民、同じ移住者の方々には大変お世話になりました。
今後も秩父市民としてよろしくお願いいたします。
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