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市長コラム「道路インフラの整備」

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埼玉県秩父市

秩父市長 北堀 篤

基幹道路は、通勤や買い物などの日常生活のほか、観光客の移動や物流を支える社会基盤として、重要な役割を担っています。
市内基幹道路のインフラ整備についてお話ししますと、まず、一般国道140号の大滝トンネルは、現行の経路で約7kmの区間を約2kmのトンネルでショートカットする道路となります。現在、順調に工事が進められております。
次に、寄居からのバイパスを延伸する長尾根バイパスですが、蒔田地内から長尾根丘陵(秩父ミューズパーク)をトンネルでもぐり、寺尾地内に至る約4kmの道路です。昨年度に事業化が決定し、早期の工事着手に向け、道路や橋りょうなどの設計が順次進められております。
また、定峰峠トンネルについては、私の長年の悲願でもあり、国や県に対して粘り強く要望活動を行ってまいりました。
その結果、県では、定峰峠トンネルの事業化に向けて、事業効果等を検証するための調査費用を予算化し、調査を実施していただけることになりました。
定峰峠トンネルが開通しますと、病院への緊急搬送を考えた場合、一般国道140号や299号を利用するより、埼玉医科大学病院や国際医療センター、小川赤十字病院等への搬送時間が非常に短縮できることが期待されます。
また、比企地域とのアクセスはもとより、嵐山小川インターチェンジや圏央道にも近くなり、災害時などの対応や観光・産業の発展にも寄与できるものと思われます。
引き続き、「命と暮らしを守る道路」として、国道140号、299号に次ぐ第三のルートになる定峰峠トンネルの早期事業化に向け、積極的な要望活動に取り組んでまいります。
最後に、2月12日に本市の名誉市民であります旧吉田町長の猪野正一様が逝去されました。謹んで哀悼の意を表し、心よりご冥福をお祈りいたします。

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