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自治体の皆さまへ

地域おこし協力隊

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埼玉県秩父市

大滝で地域おこし協力隊として勤務している後藤です。昨年入隊してから、あっという間に半年が過ぎました。
秩父市でも、私が勤務している大滝地域、約331平方キロにお住まいの方は525人(令和6年3月現在)。統計上(令和2年度国勢調査)の人口密度の低さは、福島県の檜枝岐村、山梨県の旧芦安村に次いで日本第3位です。
過疎化と高齢化が勢いよく進む大滝地域で、私は高齢者の生活支援を軸に活動しています。
生活支援って何をするの?と思われるのではないでしょうか。私が行っているのは、主に畑仕事や庭や神社境内の掃除、雪かき。庭木の伐採、剪せん定。薪を割り、煙突掃除もしました。それに間伐木の選定を手伝ったりと、大滝の生活に関わるさまざまなことをお手伝いさせていただいています。
生活支援の日々を通して、大滝最大の魅力は、大滝にお住まいの人と生活そのものではないかな、と思うようにもなりました。だから、大滝の皆さまが望む生活を続けられるように支えることが、今できる最善の地域おこしだと考えています。
大滝に暮らす方々は、皆明るく活気があります。個性的でそれぞれに合う活動の場を持ち、お互いに気遣い支えあいながら生活を楽しんでいるようです。そして、高齢者と思えないハードな仕事をこなす方々がたくさんいらっしゃいます。
皆が美味しいと喜ぶから、じゃがいもだけは作り続けたいと楽しそうに畑仕事に精を出す96歳のおばあさん。85歳になっても、道のない急斜面な山肌を登り降りしながら山仕事をするおじいさん。山の斜面での畑仕事という厳しい環境で痛めた身体、大けがを乗り越えて「さかさっぽり」に鍬くわを振るうおじいさん、おばあさん。大滝の文化、古き良き製法を継承しつつ、新しいものを生み出して行こうと奮闘する老夫婦。
昔の日本や今の大滝では当たり前かもしれないお年寄りの在り様は、便利な生活に慣れた中年の私にとって貴重な宝物のように思えて、さらなる少子高齢化社会を迎える私たちを支えるチカラになるかもしれないな、と考えたりもします。
大滝での日々を、わくわくしながら頑張っています。

問合せ:大滝総合支所 地域振興課
大滝4058
【電話】55-0861
地域おこし協力隊 後藤 公輝

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