◆クレジットカードの不正利用被害が急増しています
「クレジットカードの利用明細を確認したら、身に覚えのない請求が含まれていた。カード会社に連絡したところ、一旦は払ってもらうと言われた。納得できない」という相談が寄せられました。
近年、クレジットカードの不正利用被害が急増しており、令和5年度の被害総額は541億円と発表されています。
実在するカード会社、金融機関、通販サイト、宅配事業者などを装って、「重要」、「要確認」などの件名でメールやSMSを送り、偽サイトに誘導してカード番号や暗証番号などを入力させ、カード情報を盗み取るフィッシング詐欺によるものや、直接盗み取るなどの方法でカード情報を入手します。
カードを不正利用されたことに気がついたらカード会社に連絡をし、不正利用が認められた場合は会員規約に基づき補償されますが、タイミングによっては、相談事例のように一旦請求された後で返金または次回請求額と相殺となることもあります。
また、「不正利用と認められたが、直近2か月分しか補償されなかった。全額補償してほしい」という相談もありました。
多くのカード会社の会員規約では、不正利用された場合の補償期間は60日と定めています。カードの利用明細は必ず毎月確認し、身に覚えのない請求に気がついたら、早急にカード会社に連絡しましょう。
下記の場合は補償が適用されない可能性があります。
・補償期間が過ぎている
・家族による不正利用
・カードの管理に問題がある
クレジットカードはカード会社から貸与されたもので、名義人以外の利用を禁止しています。
問合せ:秩父市消費生活センター
毎週月~金曜日(祝日はお休み)
9時~12時、13時~16時
【電話】25-5200
<この記事についてアンケートにご協力ください。>