■スポーツと人間関係
フィギュアスケートの羽生結弦さんは、自分を支えてくれた人への感謝の言葉を忘れません。個人競技でも人間関係が大事なことを、彼は知っています。
子どもの運動遊びにも人間関係は重要です。電車ごっこの時、前の人の歩幅に合わせる、進む方向を予測するなど、仲間の心を感じて動きます。心が通じると「また遊びたい」「遊びをもっと進化させたい」という気持ちになります。団体競技でも、心が通じなければ、チームにどんな強い選手がいても勝てません。技術の前に、人間関係の大切さを子どもに伝えたいものです。
(埼玉純真短期大学教授 布施由起)
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