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■うつ病ウイルス説
うつ病が自殺などの死に至る疾患であることは今や常識ですが、「うつ病は心が弱い人の病気」という誤解も多く、職場や家族、友人にさえ知られたくない、と言う方も少なくありません。
うつ病の原因は過労やストレスと考えられてきましたが、公式には原因不明とされてきました(厚生労働省HPより)。
ですが実は、うつ病の原因(正確には危険因子)は日本人の8割が持っているヒトヘルペスウイルスの遺伝子SITH‐1が関与するということを、東京慈恵会医科大学ウイルス学講座の近藤一博教授らが発見したのです。
うつ病ウイルス説は昔から都市伝説扱いされてきたのが、本当に事実だったというノーベル賞級の発見でした。この発見が、今後うつ病の治療に多大な貢献をすると確信します。
医師　小林毅之