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Hanyu Jin 羽生人

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埼玉県羽生市

Arai Kazumi 新井和美さん
(三田ケ谷、50歳)
羽生のここが好き:おいしいレストランやカフェが多いところと、田園風景など、四季折々の自然を感じられるところです。
次の方へ:旦那様とパン屋を営み、いつも温かい笑顔で迎えてくれます。味わい深いパンは私の元気の源です。新井千春さんを紹介します。

■障がいのある人もない人も、自分らしく生きるために。
市内で肢体不自由児・者家族の会の代表を務める、新井和美さん。日頃の悩みを語り合い、支え合う活動を行っています。
今年20歳を迎える長男には、生まれつき知的障害があり、生活に介助が必要です。出産から育児に至るまで、数多くの方に支えられた経験から、同じ不安を抱える方のため、4年前に会を結成。以来、隔月の情報交換の場を中心に、福祉施設の見学や勉強会などを行っています。
大切にしているのは、障がいのある本人も家族も「自分らしく生きる」ということ。辛い気持ちは本人も家族も同じ。両者に支えがあれば、ゆとりが生まれ、互いの人生を生きることにつながります。「最近、『親なき後』の我が子の人生を考えます。親のケアは決して永続するものではありません。今後も家族同士が手を取り合い、本人が自立して、安心して暮らせる地域をつくっていきたい」と語ります。
新井さんは今までを振り返り、「世界が広がる経験だった」と話します。長男の療育や、障がいのない次男の子育て、活動で出会うマイノリティーと呼ばれる人々や、その支援者たち。物事の見方が変わり、当たり前の日常を見つめ直すようになりました。「今後も家族の体験や知恵を出し合い、当事者の思いを伝えていきたい」。新井さんは、誰もが住み良い社会を目指し、これからも歩んでいきます。

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