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健康ナビ

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埼玉県羽生市

■パソコン作業と近視
眼は近くの物を見る時、水晶体の付け根の筋肉(毛様体筋)を緊張させてピントを合わせます。パソコンや携帯などの近い距離を見続ける[近業]と筋肉が凝り固まり、遠くに目線を移した時にぼやけてしまい、それに合わせて遠く用の眼鏡の度を上げるとさらに筋肉が緊張する、という悪循環に陥り、頭痛や肩こり、眼の奥の痛み、まぶしさ等の体調不良を起こす事があります。
この悪循環を断つには、近業中は20分に20秒間ほど数メートル先のピントが辛うじて合う物を見つめて毛様体筋を緩めてあげると良いです。近年は学校でもタブレット学習など近くを見る作業が増えているようですが、成長期には特に近業によって眼球の前後径が長く伸びて強い近視になる危険がありますから、前述したように遠くを見て眼を休める行動をとってほしいです。
また学校健診で視力不良を指摘されたら、眼鏡を作る前に医療機関で毛様体筋を休める薬を使い正確な近視度を測ると安心です。近視用眼鏡は最も良く見える度数のうち一番弱いものを装用するべきだからです。一生涯健康な眼でいる為、若い時からの注意が必要なのです。
医師 太田 澄子

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