上手な受診で医療費の節約を
■国民健康保険
国民健康保険(国保)は、被保険者の方が病気やけがをした場合に、必要な給付を行う社会保障制度の1つです。この制度は、加入者の負担金(国保税)と国・県の補助金などを財源に運営されています。
◇被保険者が減少。一人当たりの医療費は増加
令和6年3月末現在の羽生市国保被保険者数は7,422世帯、11,099人(前年度比279世帯減、671人減)で、羽生市の人口の20.6%(前年度比1.2%減)となっています。また、65歳から74歳の前期高齢者は5,719人で被保険者の51.5%(前年度比1.9%増)を占めています。
令和5年度の歳入は59億345万円、歳出は54億197万円となり、皆さんの医療費の支払いに充てる「保険給付費」は37億8,996万円で、歳出総額の70.2%(前年度比1.0%減)を占めています。一人当たりの医療費は、38万6,267円で、県平均の37万7,813円を上回り、前年度と比較して1.0%増加しました。
疾病別の受診状況は、高血圧性疾患、腎不全、糖尿病などの生活習慣病が多く、特に50歳以上になるとその傾向が顕著になります。
◇歳入
59億345万円
◇歳出
54億197万円
◇国保被保険者の一人当たり医療費の推移
・平日の診療時間外や休日は割増料金がかかります。緊急性が高いのか考えて受診しましょう。
・紹介状なしで大病院の外来受診をする場合、別途費用(選定療養費)が生じます。日ごろから相談できる「かかりつけ医」を持ち、大病院にかかるときは紹介状をもらいましょう。
・同じ病気で複数の医療機関にかかる重複受診はやめましょう。医療費を増やすだけでなく、同じ検査を繰り返すなど、体の負担にもなります。
・ジェネリック医薬品は薬代の節約に効果的です。利用を希望するときは、医師や薬剤師に相談しましょう。
・健康でいることが一番の医療費の節約になります。年に一度は特定健診を必ず受けましょう。
・疾病の早期発見・早期治療・早期回復に努めましょう。
問合せ:国保年金課
【電話】内線181
<この記事についてアンケートにご協力ください。>