Asano Hiroyuki 浅野博行さん
(中央4丁目、53歳)
羽生のここが好き:災害が少なく安心して住めるところです。夏祭りの日は、まちがにぎやかになるので、毎年楽しみにしています。
次の方へ:当店のお客さんで、羽生のさまざまな景色を撮影してきた方です。市内で写真スタジオを営む、大井芳樹さんを紹介します。
■江戸時代から続く理容室
業界の発展に貢献
市内で理容室を営む、浅野博行さん。江戸時代から190年続く老舗の6代目店主です。お客さんの容姿を整える両親の姿に憧れ、高校を卒業後、理容の専門学校へ進み、市外の理容室に住み込みで働きました。6年間で技術を身に付けた後は、実家に戻り、同じ理容師で、仕事を通じて出会った奥さんと26歳の年に結婚。一緒に両親の店で働き、平成28年の店舗改装を機に、父から事業を継承しました。
「学び続ける気持ちは忘れません」そう話す浅野さんは、駆け出しの頃から、理容の競技会に精力的に参加し、全国大会にも出場した経験があります。現在は仕事の傍ら、競技会の審査員や、専門学校の講師を務め、後進の育成にも尽力しています。休日には、奥さんと高齢者施設への訪問理容も行っています。「母から引き継ぎました。羽生の昔の話が聞けて、勉強になっています」と話します。
浅野さんには、長女と長男の子どもがいます。長女は理容師になり、県外で働いています。「娘と仕事の話ができるようになり、会話も増えました。いずれは7代目を継いでもらえたら嬉しいです」とほほ笑みます。これからの若手のためにも、理容師が働きやすい環境を作ってあげたいと考える浅野さん。「業界の人口は減っていますが、先輩・後輩と一丸となり、この業界を盛り上げていきたいです」
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