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Hanyu Jin 羽生人

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埼玉県羽生市

Ohi Yoshiki 大井芳樹さん
(東1丁目、49歳)
羽生のここが好き:中央4丁目(愛宕町)の裏路地の風景です。幼少期、当時あった駄菓子屋に通い、近所の子と遊んだ記憶がよみがえります。
次の方へ:撮影でお世話になっている幼稚園の先生。優しいまなざしで子どもたちを見守り育てている、斎藤美咲さんを紹介します。

■人生の節目に立ち合い、未来へ大切な思い出を残す。
市内で写真店を営む、大井芳樹さん。スタジオ撮影、学校の卒業アルバム製作、カメラの販売などを行っています。店の創業は昭和21年。東京から疎開してきた祖父が開業し、大井さんは幼い頃から店の手伝いをして育ちました。高校・大学(写真学科)へ進学後、2代目の父の助手として働き始めましたが、29歳の時、父の急死により、店を引き継ぐことに。慣れない経営でしたが、同業種の先輩方の助けを借りて、現在は3代目として、店を切り盛りしています。
年間、さまざまな仕事を手掛けていますが、特に力が入るのは卒業アルバム製作。市内外の幼稚園、小中学校、高校、大学に赴き、修学旅行や体育祭などの行事や授業風景、個人写真を撮影しています。大井さんが大切にしているのは、子どもたちの自然体を引き出すこと。「日々の会話や触れ合いが、互いの信頼関係を作り、カメラ越しの表情を生き生きとさせます」と話します。
大井さんはこの仕事を、人の生涯に関わる仕事だと話します。「父の時代、カメラを向けた子どもたちが、今は成長して親になり、その子どもたちを撮影することもあります。まるで人生を共に歩んでいるようで温かい気持ちになります」。今後もまちのカメラマンとして、たくさんの人生に寄り添い記録を残し、大切な思い出を作ります。

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