Hanyu Jin 羽生人

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Inoue Daisuke　井上大輔さん
(中岩瀬、38歳)
羽生のここが好き：人の温かさです。引っ越してきて間もないですが、羽生市で出会う方から、優しさや思いやりの心を感じます。
次の方へ：妻がずっとお世話になっている美容サロンの店主。腕が良くて優しい方、アイリストの後藤家寿子さんを紹介します。

■専門医から地域の医師へ　新天地で健康を支える
市内で内科・呼吸器内科医院を営む井上大輔さん。東京都出身で、昨年3月に羽生市に引っ越しました。高校生の時、大好きだった祖父を肺がんで亡くしたことを機に、医師を志しました。「最期に立ち会えなかったことがずっと心残りでした。祖父の病の辛さを理解したいと思いました」。都内の大学医学部に進学すると、卒業後は研修医として附属病院に勤務し、基礎を習得。研修後は呼吸器内科の専門医になり、同附属病院や神奈川県の病院で働きました。難病患者を診る機会も多く、治る見込みがないとわかった時は、やるせない思いで胸が詰まったそうです。特定の病気に専念した診療を続けていくうちに井上さんは、あらゆる症状に対応できるかかりつけ医になりたいと思うように。「少しでも患者さんが望む最期を迎えてもらうために、生活に寄り添った診療が大切だと感じました」。その後、県内の医院のかかりつけ医として約2年勤務し、昨年11月に市内で開院しました。「市内に呼吸器内科がなく自身の経験が活かせると思ったことと、妻の実家の近くで、子育てしやすい環境だったことが決め手でした」
2児の父の井上さんは、子どもたちと自然の中でのびのびと過ごせる時間に幸せを感じています。井上さんは新たな地で、地域のかかりつけ医として、人々の健康を支えていきます。