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健康ナビ

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埼玉県羽生市

■『骨粗鬆症』まだ早いと思っていませんか?
『私はまだ骨粗鬆症なんて関係ないわ』と思っている女性の方は結構いらっしゃると思います。女性ホルモンは骨からカルシウムが逃げていくのを防ぐ働きを持っています。ですから閉経期である50歳くらいから骨粗鬆症は少しずつ進行していきます。
骨粗鬆症が進むとどうなるか?腰や背中が曲がってきたり、簡単に骨折を起こす様になります。くしゃみで背骨が潰れる事もあります。転倒すると太ももの付け根で骨折し手術が必要なケースもあります。そうなると、筋力低下や痛みのためどんどん動けなくなり、自分一人での生活が困難になり介護が必要になってきます。進行を予防するためには運動、食事、薬物療法が必要です。まずはきちん
と骨密度の検査を受けましょう。
若い人と比較して骨密度が80%以下は骨量減少、70%未満は骨粗鬆症と診断されます。70%以下の場合は早期に治療を開始したほうがいいと思います。治療はビタミンD(カルシウムの吸収促進)、SERM(女性ホルモン受容体を刺激する薬)、ビスフォスフォネート(カルシウムが骨から逃げるのを防ぐ)、副甲状腺ホルモン(骨形成を促進)などがありますが、検査結果等から選択します。一度弱くなった骨を強くすることは難しいので、早めに診断し骨の強さを維持して健康寿命を伸ばしましょう。
医師 中原義人

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