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自治体の皆さまへ

~日頃から備えましょう~ 大地震から命を守る取り組み

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埼玉県蕨市

大正12年に発生した関東大震災から100年の節目の年となった今年。いつ起こるか分からない大規模災害の被害を軽減するには「自助」、「共助」、「公助」の連携が重要です。ここ4、5ページでは、被害を軽減するための代表的な取り組みについて、紹介します。

今後30年以内に70%の確率で起こるといわれる首都直下地震が発生すると、住宅の損壊やライフラインの途絶など、多くの被害が予想されることから、市では、公共施設や水道の耐震化を進めるなど、災害への備えを強化しています。加えて、被害を小さくするためには、自分や家族の命を守る「自助」の取り組みが重要です。具体的には、水や食料・生活用品の備蓄や、家族間での非常時の連絡手段・避難場所の確認、家具の固定などです。また、各町会の自主防災会活動に参加するなど、近所のかた同士で助け合い、地域を守る「共助」の取り組みもたいせつです。知恵を出し合い行動することで、乗り越えられることも多くあります。これらの「自助」・「共助」と公的機関の救助・援助である「公助」の取り組みを連携していくことが、被害の軽減へとつながります。
今月19日には、東小学校を会場に大規模地震を想定した「蕨市総合防災演習」が開催されます(詳細下記)。皆さんもぜひ参加して、いざというときに備え、防災・減災の知識を高めていきましょう。

■蕨市総合防災演習を開催します
日時:19日(日)午前9時~正午
場所:東小学校(塚越3-10-36)
対象:どなたでも
内容:各種訓練(住民避難訓練、市民参加訓練、一斉放水訓練など)、展示・体験コーナー(自衛隊車両展示、煙中脱出体験など)
※小雨決行。訓練内容は変更となる場合があります。

■皆さんも実践してみましょう
○自助[備蓄品の準備]
大規模な災害発生直後は、支援物資が届くまで時間がかかることが想定されます。最低3日分(できれば1週間分)の水や食料品に加え、懐中電灯や医薬品、ラジオなどのほか、各家庭に合った必要なものを確認し、備蓄しておきましょう。また、災害時には水洗トイレが使えなくなるおそれがあります。凝固剤や排便袋、廃棄用ポリ袋がセットになった「トイレ処理セット」の備蓄など、トイレ対策も重要です。
防災備蓄品一覧:
・飲料水(1日1人3リットル×家族分×3日分以上)
・ローリングストック(※)している食料品
・トイレ処理セット(1週間分)
・懐中電灯
・医薬品
・ラジオ
・家庭に合った必要な物も書き込んでみましょう!
※ローリングストック…日常的に使う保存性の高い食料品を少し多めに『買い置き』し、その備蓄した食料品を、定期的に食べて、食べた分を買い足す方法

○共助[地域との交流]
日頃から近所の人とあいさつを交わすなどして、地域にどのような人がいるか知っておきましょう。また、町会や子ども会の活動などに参加して、顔なじみになっておき、いざというときに協力し合える関係を作っておくこともたいせつです。
他にも、自主防災会などの訓練に参加するのも共助の一つです。各地区では、市や消防署の指導の下、実践的な訓練を実施しています。避難訓練や初期消火訓練などを通じて、災害発生時に地域の人とどのように行動すればよいか、経験しておきましょう。

○自助[家具の固定]
寝室や避難経路にある家具は、倒れないように金具や固定器具で対策をしましょう。

○自助[災害用伝言サービスの体験利用]
家族の安否確認には「災害用伝言サービス」の活用が有効です。あらかじめ家族で連絡方法を決めておき、平常時のうちに体験しておきましょう。
体験利用日:毎月1日と15日、防災週間(8月30日~9月5日)、正月三が日、防災とボランティア週間(1月15日~21日)
利用方法:本紙またはPDF版掲載の二次元コードから

○自助・公助[防災行政無線の配信利用]
市では、防災行政無線の放送内容について、メール、市公式X(旧ツイッター)、電話・FAXで配信しています。ぜひ各種サービスをご利用ください。

詳細・登録:『メール』『市公式X』『電話・FAX』本紙またはPDF版掲載の二次元コードから

○感想 家族で共有できました
金木 敦子(かねき あつこ)さん 塚越4丁目
みんなで確認することで、子どもたちに備蓄品にはどのようなものがあるかなど、知ってもらえてよかったです。総合防災演習は子どもたちが通う東小学校で開催されるので、家族で参加して防災への意識を更に高めたいと思います。

詳細:安全安心課
【電話】433・7755

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