■地域の伝統と文化を次世代へ
今から400年以上前の江戸時代に開設された中山道蕨宿は、宿場町として活気に満ちあふれていました。この歴史ある地域の伝統と文化を守り、次世代につないでいこうと、毎年「宿場まつり」を開催しています。
宿場町として栄えた由緒あるまち蕨。その歴史や面影を今に伝えているのが、毎年11月3日の文化の日に開催している「中仙道武州蕨宿宿場まつり」です。「きてみて、みてみて、やってみて!」をコンセプトに、地域の皆さんの参加の下、行われています。
メインイベントは、宿場道中大行列。応募者の中から選ばれた織姫と宿場小町を中心に、盛大に実施されました。パレードの先頭は、静岡県湖西(こさい)市の浜名湖(はまなこ)大太鼓。その後、甲冑(かっちゅう)や羽織を着た人々が練り歩き、鉄砲隊が迫力ある発砲音を響かせます。織姫や宿場小町が通ると、沿道からは温かい歓声が送られていました。
他にも、ステージ発表やワークショップ、阿波(あわ)踊りの披露などが行われ、大いに盛り上がった宿場まつり。地域の歴史に触れるお祭りに、会場には笑顔の輪が広がりました。
写真など詳細は、本紙またはPDF版をご覧ください。
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