輝いてます ひと

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お菓子教室講師・蕨マルシェ副会長　谷田部　道子(やたべ　みちこ)さん

■お菓子作りからにぎわい作りまで
甘い香りが漂う自宅の一室で、「定番のお菓子をもっとおいしく、美しく」をコンセプトにお菓子教室を開いている谷田部道子さん(49歳・北町1丁目)。今ではお菓子作りの枠を超え、活動の中でつながった仲間とまちのにぎわい作りにも尽力しています。
お菓子を作り始めたのは小学生の頃。始めは自分が食べたくて作っていたものが、いつしか友達にプレゼントして喜んでもらうことが楽しくなりました。会社員になってからも、もっと上手に作りたいとクッキングスタジオに5年通い、修了後はケーキ講師として2足のわらじを履くことにしました。ほぼ休みなく働く生活を7年続けた後、お菓子作りに専念することを決意し、13年前に自宅を改装。そこで行う教室は、作り方だけでなく、失敗時のリカバリー方法なども学べ、かゆい所に手が届くと評判になります。
教室が軌道に乗り、市外で開かれる個人店やハンドメイド作家が集まるイベントでの販売も始めると、蕨でもこうした機会を作りたいという思いが強くなりました。そこで5年前に、個人店や作家の出会いをプロデュースし、活躍の場を広げる「蕨マルシェ」を仲間と設立。副会長の谷田部さんは出店者集めや会場探しに奔走し、市内各地で地元の逸品の販売やワークショップを行うイベントを実現します。回を重ねるごとに出店数が増え、ステージ発表など、内容も充実。出店者からは「活動の場が増えた」、来場者からも「おいしいものやお気に入りに出合える」と、好評です。
来月16日には、新庁舎を会場にイベントを開催します。蕨をもっと盛り上げ、一人でも多くのかたに笑顔になってほしい―。その思いを胸に、これからもまちをにぎやかにデコレーションしていきます。