輝いてます ひと

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女子世界フロアボール選手権大会2023　9位　下山　桃佳(しもやま　ももか)さん

■世界で戦うフロアボーラー
室内ホッケーとも呼ばれるフロアボールは6人対6人で得点を競う団体球技です。蕨フロアボールクラブ所属の下山桃佳さん(22歳・中央4丁目)は、昨年12月にシンガポールで行われた2年に1度の女子世界フロアボール選手権大会で、日本代表として第9位の成績を残しました。
小学3年生でフロアボールに似たネオホッケーを始めた下山さん。中学生からはフロアボールも始め、攻守の切り替えが早くスピード感のある競技のとりこになります。全国レベルのチームで力をつけると、高校生で日本代表のフォワードとして2度の世界大会に出場します。「次も代表で活躍を」と意気込んでいた矢先、コロナ禍になり、日本は前回大会の出場を辞退。先が見えない状態でしたが、「この競技が大好き。今できることをしよう」と、男子相手の練習や苦手なランメニューなどを黙々と続けてきました。
アジア・オセアニア予選を首位で突破し、迎えた今大会。下山さんは、フィジカルの強さやシュートブロックの技術を買われ、ディフェンスで起用されます。代表としては初のポジションで不安もありましたが、チームのために役割を果たします。世界の選手の強い当たりにも負けず、体を張ってゴールを死守。下山さんが出場した守備重視のセットは、ベスト8をかけて戦ったラトビア戦以外を無失点に抑え、結果、チームは前々回大会の13位を上回る9位という成績を収めました。
今後の目標は、経験を重ねて、あらゆる場面にも対応できる思考力を鍛え、自分でゲームを動かせる選手になること。「プレーでも精神面でも、チームを引っ張っていきたいです」と語る下山さん。これからも世界に向かって走り続けていくことでしょう。