文字サイズ
自治体の皆さまへ

家でも学校でもない子どもの居場所 プレーパークand子ども食堂

2/25

埼玉県蕨市

子どもたちがのびのびと笑顔で過ごすことができる、家でも学校でもない「子どもの居場所」作りの取り組みが広がっています。ここでは、それを支える団体とスタッフの皆さんの声を紹介します。

■プレーパーク
○減少する子どもの居場所
近年、共働き家族の増加や少子化の進行、地域コミュニティの希薄化などにより、子どもたちが子どもらしくのびのびと過ごせる場所が減少し、地域のつながりの中で育つことが難しくなっています。こうした中、自分たちの手で子どもの居場所を作ろうという地域の皆さんが、さまざまな取り組みを行っています。

○居場所を支える大人たち
その一つが、富士見公園で開催されている「プレーパーク」です。毎月第3土曜日になると、子どもたちが夢中で遊ぶ声が聞こえてきます。ここでは、いろいろな年齢の子がいっしょになって、泥んこや水遊びのほか、火おこし、のこぎりやくぎを使った工作などの遊びに思い切り挑戦しています。スタッフは子どもたちの自発的で主体的な「やってみたい」という気持ちを尊重して、自由に遊べるように、温かく見守っています。

○point プレーパーク
「冒険遊び場」とも呼ばれる、子どもたちが自由に遊べる場。のこぎりや金づちを使って工作したり、たき火で料理をしたり、子どもたちが自分で遊びを作り上げていきます。

○プレーパークスタッフの声 子どもらしく遊ぶ場
どろんこの王様 新妻(にいつま) 朋子(ともこ)代表
自由に遊ぶ子の顔はほんとうに輝いているんですよ。スタッフもいっしょに遊んで元気をもらっています。子どもらしくいられる時間や場所をたいせつにする大人が増えるとうれしいです。

■子ども食堂
また、おいしい御飯を食べながら、たくさんの友達や大人と触れ合える「子ども食堂」の取り組みも広がっています。市内では、郷町会会館で開かれている子ども食堂「ぽっかぽか」と、多機能型地域子育て支援センター「ほっこり~の蕨中央」の2か所で実施されており、子どもの孤食の解消や地域交流の場としての役割を果たしています。

○支援の輪を広げませんか
蕨の子どもたちの居場所は、たくさんの人や企業の皆さんに支えられています。今月14日には、子どもたちを応援したいというかたに向けて「こどもの居場所づくりセミナー@蕨市」を開催(詳細下記)。ぜひ、ご参加ください。
今後も市では、未来を担う子どもたちが健やかに成長できる取り組みを推進します。

○point 子ども食堂
子どもが一人でも安心して利用できる無料または低額の食堂。おなかだけでなく心も満たす、子どもの居場所として地域ぐるみで子どもを育んでいます。

○子ども食堂スタッフの声 地域みんなで子育て
ほっこり~の蕨 内海(うちうみ) 千津子(ちづこ)代表
子ども食堂でワイワイと御飯を食べている様子は、一つの大きな家族みたいです。自分の居場所が無いと感じている子が友達やスタッフと話して、ほっとできる場所でありたいです。

■こどもの居場所づくりセミナー@蕨市
未来を担う子どもたちのために、あなたも子どもの居場所に関わってみませんか?
日時:14日(金) 午後2時
場所:中央公民館
対象:どなたでも
定員:先着50人
費用:無料

○プログラム
基調講演;「こどもの居場所」が社会を変える!
十文字学園女子大学 星野(ほしの) 敦子(あつこ)さん
事例発表:
・外遊びを考える会「どろんこの王様」・夕方からの居場所づくり「ぽっかぽか」 新妻朋子さん
・彩の国子ども・若者支援ネットワーク 土屋(つちや) 匠宇三(しょうぞう)さん
3人のクロストーク
申込み:6日までに本紙またはPDF版掲載の二次元コードのフォーム

問合せ:子ども未来課
【電話】433・7757

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU