輝いてます ひと

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第50回三市青少年の船　事務局長　小林　光幸(こばやし　みつゆき)さん

■青少年事業の魅力を次世代へ
船に乗って島に行き、星空観察や登山などで自然を感じながら、集団生活で人とのつながりのたいせつさを学ぶ「三市青少年の船」研修会。蕨・戸田・川口市の青少年団体加盟の小学6年生を対象に、毎年3月に行われる宿泊研修です。今年は第50回の節目を迎え、総勢161人で神こう津づ島しまを訪れます。その事務局長を務めるのが、小林光幸さん(42歳・錦町1丁目)です。
30年前に団員として参加した小林さん。島の自然や他市の友達との出会いが新鮮で、忘れられない思い出となります。高校生になると、「子どもたちの楽しい思い出の手助けができれば」と今度はスタッフの班長として参加。積極的にコミュニケーションを取り、団員を和ませていきます。大自然の中で、新たな友達ときずなを育む子どもたち。彼らの「最高に楽しかった」という言葉にやりがいを感じ、その後もさまざまな役職に就きながら視野を広げ、長年事業に携わります。その経験と熱意を買われ、7年前に蕨市の事務局長に就任。裏方のトップとして事業をまとめています。
コロナ禍もあり、島への訪問は6年ぶり。そのため、若手スタッフには経験豊富な人もいれば、初参加の人もいます。全員がのびのびできるように、自他ともに認めるフレンドリーさで場を和ませたり、経験を生かした広い視野でのアドバイスをしたりして周りをサポート。「困ったときにはいっしょに考えてくれる、頼れる兄貴分です」とスタッフから絶大な支持を得ています。いよいよ残すは来月2日の結団式と27日からの3泊の本番。「参加した団員が楽しんでくれて、将来、班長で戻ってきてくれたらうれしいです」と小林さん。神津島の夜空に輝く星のように、子どもたちの笑顔も光り輝くことでしょう。