市長コラム 新しい行田へ

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■第1回「私がひと息つける場所」
5月1日に市長に就任して5カ月が過ぎました。この間、各種団体の総会や懇談会、地域の夏祭りなどさまざまな行事で市民の皆さまとお会いし、直接お話をさせていただいていますが、これが私にとっては、新しい気付きや発見の連続です。毎日毎日、行田市のことを考えていると、行き詰まることもあるのですが、そんな時、私がホッとひと息つける場所が、行田市郷土博物館です。
忍城の本丸跡地に位置する郷土博物館には、古代から現代まで行田の歴史と文化について、多くの実物資料が展示されています。行田市の人口規模で、これだけの充実した郷土博物館を有していることを誇りに思います。
郷土博物館の中で、特に私が好きな空間が2つあります。一つは、正面入口から常設展示室に向かうアプローチです。高い天井に、歴代忍城主の家紋の入った旗が飾られている壁。歩いていると気持ちが落ち着いてきます。もう一つは、常設展示室の「城下町のくらし～町のようす」です。江戸時代の忍城・城下の地図と現代の地図を重ね合わせた模型を眺めていると時が経つのを忘れてしまいます。
行田には、他にもホッとひと息つける場所がありそうですね。皆さんもお気に入りのスポットを探しに出掛けてみませんか。
行田市長　行田邦子