■第3回「今年の田んぼアートが『翔(と)んで埼玉』になったワケ」
初夏から秋の風物詩として定着している「田んぼアート」。世界最大として、ギネス世界記録にも認定される大きさもさることながら、誇りに思うのは、そのクオリティーの高さです。
今年の絵柄は、なぜ『翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~』になったのでしょうか。その秘密を明かしてくれたのは、映画に出演する益若つばささんでした。6月の田植えイベントに駆け付けてくれた際、「続編では、行田がとても重要な役割を示します」と、意味深な発言をしたのでした。既に映画をご覧になられた方は、この発言の意味がお分かりですよね。
『翔んで埼玉』のお決まりとして、行田もしっかりディスられていますが、悠久の歴史を刻む行田としては、この程度のディスりなどは懐深く受け入れて、むしろ田んぼアートでコラボして、より注目を集める作戦を取ることにしたのです。
ところで、稲刈りも終わった冬の行田で、私が好きなのは『行田タワー』からの眺望です。どこまでも平らに続く冬の田園風景と遥か遠くに見える山々を一望できます。シーズンオフの古代蓮の里で、一味違った魅力を再発見してみてはいかがですか。
行田市長 行田邦子
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