1月7日(日)、産業文化会館ホールで令和6年行田市二十歳を祝う会が開催されます。ここでは、この式典の計画を行ってきた実行委員に二十歳を迎えた心境や抱負などを語っていただきます。
■「当たり前」の有難さ
二十歳という人生の節目を迎えた今、これまで支えてくださった方々に深く感謝申し上げます。思い返すと恥ずかしくなるほど未熟だった私たちを導き、見守ってくれた家族や先生方。そして、町内会の活動や登下校の見守り活動などを通じて支えてくださった地域の方々。当時の「当たり前」の日常は多くの方々の支えで成り立っていた、その有り難さに改めて気付かされました。加えて、近頃は就職に向けて職業について考える機会が増え、「当たり前」に回っているこの社会は一人一人の尊い仕事によって成り立っているのだと実感しました。これから大人としてその一端を担うことに、喜びと責任を感じている次第です。
また、私たちは18歳から選挙権を得ていますが、20歳という節目を迎えて、改めて市民として日本の将来について考えていかねばならないと自覚しています。不安定な国際情勢の中、少子高齢化という避けられない問題を抱える日本。一市民が運動を起こすことは難しくても、常に情報が信頼できるか確認すること、そして身近な人とそうしたテーマについて話すことが重要と考えます。
結びに、皆様の今までのご支援なしに今の私たちはいないということを強く胸に刻んで、恩返しができるよう、勉強と挑戦を続けてまいります。引き続き、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
実行委員長 金子拓幹(かねこたくみ)さん
■責任ある行動
今年の副実行委員長を務めさせていただき、とても光栄に思っています。
この機会をきっかけとして、自分の中の「二十歳としての自覚」について思いを巡らせてみました。自身の日々の過ごし方に関して言えば、これまでの生活から大きく変化したことはないように思います。ただ、年を重ねるにつれて、「責任」という言葉に重みを感じるようになりました。学校の課題提出であれば、期限を過ぎてしまっても、大目に見てもらえることもありました。しかし、「就活」となってくると、「どうせ平気だろう」は通用しません。また、さまざまな人との関わりも増え、その中で「報・連・相」や、自分が受け持った仕事をこなすなど、当たり前のことをしなければ、周りの人へ迷惑をかけてしまう、自分の信用を失ってしまうということを自覚する場面が増えました。今まではやりたいことを自由気ままに楽しんできましたが、これからはそうはいかないということを改めて胸に刻んでいます。
これからは、一人の大人として胸を張れるよう、自分を見直し、成長していきたいです。また、この20年間の中で支えてくれた家族や友人、先生など多くの方々への感謝の気持ちを胸に、皆さんへ恩を返すことができるよう努力をしていきたいと考えています。
副実行委員長 栗原琉真(くりはらりゅうま)さん
問い合わせ:生涯学習スポーツ課
【電話】556-8319
<この記事についてアンケートにご協力ください。>