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自治体の皆さまへ

令和6年 年頭のごあいさつ

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埼玉県行田市

明けましておめでとうございます。市民の皆様におかれましては、輝かしい新年を健やかにお迎えのことと心からお慶び申し上げます。
昨年を振り返りますと、令和2年の初頭から世界中で猛威をふるった新型コロナウイルスの流行もようやく終息の兆しを見せ、今では私たちの生活も徐々にコロナ前の落ち着きを取り戻しつつあります。しかしその一方で、不安定な国際情勢などの影響による原油価格や物価の高騰は続いており、私たちの暮らしや地域経済は、依然として厳しい状況が続いています。本市ではこのような状況に対して、水道基本料金の無料化やプレミアム付商品券の発行などにより、家計や事業者を支援してきました。今後も社会情勢を注視しながら、市民の皆様に寄り添った対応をしてまいります。
本市にとって昨年は、江戸時代の文政6年に、幕府の命により忍藩・桑名藩・白河藩の藩主が入れ替わる「三方領知替」から200年という記念すべき年であり、これを記念して、3市の博物館での合同企画展や、講演会、トークショーなど、様々なイベントを実施しました。市民の皆様におかれましても、こうした記念イベントや、街なかを彩るのぼり旗やポスターなどを通じて、改めて「行田が城下町であること」を強く感じていただけたのではないでしょうか。そしてお城以外にも、行田市は、国の特別史跡である「埼玉古墳群」や、県内唯一の日本遺産である「足袋や足袋蔵」など、歴史資源が豊富なまちです。今後も、近隣他市が羨(うらや)むこうした資源を活用しながら、魅力あるまちづくりを進めてまいります。
私は、昨年5月に「新しい行田へ、みなさんといっしょに」を掲げて市長に就任して以来、各地区での市政懇談会をはじめ、様々な機会で市民の皆様の声をお聴きしてきました。行田市の最大の課題は人口減少であり、特に子どもや若い世代の人口が減っていることです。こうした課題を踏まえて、今年は、子ども政策のさらなる充実や、将来を見据えた学校再編に取り組んでまいります。さらに、新しい雇用の創出や、市民の皆様から多くの声をいただいている地域公共交通の改善など、未来に希望が持てる「新しい行田」に取り組んでまいる所存です。市民の皆様には、どうか本年も市政に対するご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
本年が市民の皆様にとりまして、幸多きすばらしい年となりますよう心からお祈り申し上げ、新年のごあいさつといたします。
行田市長 行田邦子

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