■マシンケアテック株式会社
▼舗装マシンの整備から「未来づくり」へ
今月は、道路や大規模施設のコンクリート舗装を行う重機の輸入販売や整備など道路建設を陰から支えているマシンケアテック株式会社を紹介します。
同社は、昭和56年に設立した有限会社荒山重機工業を前身とし、株式会社へ移行後、平成21年から現在のマシンケアテック株式会社となりました。従業員数20人弱と大きな会社ではありませんが、高速道路や空港、港湾施設などの大規模施設の建設やその維持管理に使用される重機を通じて、私たちの日々の円滑な移動に大きく貢献しています。
外国製の大型重機を取り扱う同社ですが、整備スタッフの大半は自動車整備士の資格を有しているものの、特殊技術などは持っておらず、大型重機に触れる中で知識の習得や技術力の向上を図っているそうです。また、近年では建設現場での事故を防止するため、重機が自動的に停止する安全装置の製作や取り付けにも力を入れています。日頃私たちが利用する自動車などと異なり、多くの重機には安全装置が取り付けられていません。そうした中で顧客からの「重機の故障や現場でのアクシデントに対応できるよう安全装置を取り付けてもらいたい」という声を受け、プログラミングのできる社員が安全装置を開発。現在は顧客の要望に合わせたカスタマイズをしたり、製品のさらなる改良をしたりして道路建設における安全対策にも取り組んでいます。
同社の強みは、こうした顧客に寄り添った柔軟な対応ができること。これまで積み重ねてきた顧客との関係が同社を信頼される会社へと成長させ、その対応力や技術力の高さが口コミでも広がっています。
今後について「お客様の要望に応える技術を提供するだけでなく、自社開発する安全装置をより良いものに改良しながら、将来的にはICTなども活用する中で道路建設における重機の自動化も目指していきたい」と語る経理総務部長の東海林さん。そして未来づくりをサポートする同社の理念の下、「人やモノを運ぶだけでなく、人の想いも運ぶ」ことができる道路の建設に携わる人たちの安全を守りながら、これからもその手助けを続けていきます。
▽会社プロフィール
代表取締役 吉田 勝美
事業内容…舗装マシンの輸入販売・整備、後付け衝突防止補助装置の製作・取付
所在地…持田1-6-23
※このコーナーで紹介する会社を募集しています。
特色ある業務を行っている会社の情報を広報広聴課までお寄せください。
【電話】内線318
<この記事についてアンケートにご協力ください。>