■第15回「いつまでもいきいきと。健康長寿の秘訣は?」
日本は世界的な長寿国といわれていますが、厚生労働省によると日本人の平均寿命は3年ぶりに延びて、女性が87.14歳、男性が81.09歳、女性の平均寿命は39年連続で世界1位だそうです。ちなみに行田市の平均寿命は女性が87.13歳、男性が80.69歳で、やはり女性のほうが長生きの傾向となっています。
では、健康寿命はどうでしょうか?健康寿命とは、健康上の問題なく生活できる期間のことですが、令和元年で女性が75.38歳、男性が72.68歳で、平均寿命と比べるとそれぞれ約12年、約8年短くなっています。年を重ねてもいきいきと過ごせる健康長寿のまち。それが、私が思い描く行田市の理想の姿ですが、市民の皆さんの健康寿命を延ばすにはどうしたら良いのかと、その秘訣を探ってみました。
専門機関などによる健康長寿やがん、認知症などに関する調査報告からは、5つのキーワードが浮かび上がってきました。1.禁煙・節酒、2.食生活、3.歯・口の健康、4.適正体重の維持、5.運動です。なるほど、「運動」ですね!グラウンド・ゴルフ、ノルディックウォーク、毎日の散歩、庭掃除など、確かに年齢を聞いてびっくりするほどお元気な方の共通点は「運動」だと、日々多くの皆さんと接して実感しています。
先日、80代の女性の方から、「100歳体操は良いよ」と教えていただいたので、早速、体験してみました。手首や足首におもりを付けて、立ったり座ったりの体操を組み合わせて行うのですが、これを週1回以上、3カ月間行うと、歩行力のアップや、立ち座りが楽になり、全ての世代で体力測定の数値が向上するという調査結果が出ているそうです。
「市長、100歳体操はダイエットにも効くらしいよ」100歳体操の体験後、ある方から耳打ちされました。ドキッ。私自身も100歳体操など、運動の成果を皆さんに認めていただけるよう頑張ります!皆さんのいきいき健康の秘訣は何ですか?どこかでお会いした時に、ぜひ教えてください。
行田市長 行田邦子
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