ぎょうだの会社をクローズアップ!!

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■株式会社ユニテック
▼技術者派遣で多くの企業のものづくりに貢献
自動車や家電、スマートフォンなど私たちの生活に欠かすことのできない工業製品に使われている「半導体」。今回は、半導体試験装置の製造をはじめ、さまざまなものづくりを行う株式会社ユニテックを紹介します。
同社は、先代の岩切俊治(しゅんじ)さんが昭和54年に創業しました。2代目である現・代表取締役の崇さんは、オーディオ機器を取り扱う家電メーカーに就職し、ものづくりの基礎を学んだ後、平成7年に入社。父・俊治さんから多くの技術や知識を継承しました。半導体試験装置は、人間の体に例えると頭脳に当たる「半導体」が、指示通りに動くのか、また寒い地域や暑い地域でも正常に動くのか検査をするもので、同社では、主に装置の組み立てと配線を行っています。これには、ねじ締め、圧着、はんだ付けなどの高い技術を要しますが、要素技術に対する教育を受けた熟練ワーカーらによる「匠(たくみ)の技」が、高品質な製品の製造を可能としています。またこの技術を生かし、地下鉄の転落防止ドアや空港の顔認証ゲートなどの製造も行っています。
顧客の信頼と満足を得る「良い製品」を提供するため、同社では「Q(品質)・C(原価生産性)・D(納期)+T(技術)」を実践しています。「生産管理の基本である『より高品質なものを、より安く、納期内に提供すること』に加えて、弊社ではT(技術)を掲げ、お客様の難しいご依頼にも高い技術力で対応しています」と岩切さんは話します。
近年、多くのメーカーが抱えている技術者不足の問題に着目し、令和2年から技術者派遣事業を始めた同社。電子機器のプロフェッショナルを派遣し、技術提供を行うことで、さまざまなものづくりに貢献している他、企業の教育コスト削減や離職率の改善に寄与しています。今後について岩切さんは、「現在、経済産業省が国内での次世代半導体の製造拠点整備に向けて動き出しています。この追い風に乗れるよう、常に一歩二歩先を見ながら、半導体市場に関わっていきたいです」と語ってくれました。半導体のさらなる進歩のため、同社のこれからに注目です。

▽会社プロフィール
代表取締役　岩切崇
事業内容：電子機器の組み立て・配線、各種ユニットの組み立て・配線、微細はんだ付けなど
所在地…富士見町2-12-6

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