■令和4年度の決算と事業のあらまし
▼令和4年度水道事業会計の決算概要は次のとおりです
(1)収益的(営業部門)収支(金額は税抜きで表示)
収益的収支は、水道水を供給するなどの営業活動の結果を表すものです。
収支差引額(純利益)212,658千円
前年度比86,087千円の減
(2)資本的(建設部門)収支(金額は税込みで表示)
資本的収支は、水道施設の建設・改良工事及び企業債償還などにかかる資金の収支を表すものです。
収支差引で907,807千円の資金不足となりましたが、この不足額は減価償却費などの内部留保資金で補てんしました。
▼令和4年度の事業概要は次のとおりです
(1)給水状況
(2)建設改良
向町浄水場中央監視装置等更新工事を令和3年度から令和6年度までの継続事業として実施しました。また、南河原浄水場ろ過機電動弁更新工事等の水道施設の改修工事及び水道管網の整備拡充や老朽管の更新を実施し、より安全で安定した水道水の供給を図るとともに、災害に強いライフラインの構築に努めました。
令和4年度末現在、配水管の総延長は561kmとなっています。
■令和4年度事業運営状況
水道事業では平成29年度に、長期的な視点から50年先100年先を見据えて、これまでにない厳しい社会情勢に対応し、水道事業を未来に繋げるため、水道事業の基本方針を示すことを目的に、「行田市水道事業ビジョン」を策定しました。
今後も、「行田市水道事業ビジョン」に基づき収入の確保や経費の削減に努め、健全な水道事業経営を推進してまいります。
なお、令和4年度の事業運営状況については、以下のとおりです。
▽経常収支比率
収益で費用をどの程度賄えているかを表す指標で、単年度の収支が黒字であることを示す100%以上であることが必要です。
▽企業債残高対給水収益比率
給水収益に対する企業債残高の割合で、企業債残高の規模を表す指標です。
(※新型コロナウイルス感染症対策「水道基本料金無料化補助額」を加算して算出。)
▽施設利用率
一日配水能力に対する一日平均配水量の割合であり、施設の利用状況や適正規模を判断する指標です。
▽管路更新率
当該年度に更新した管路延長の割合を示す指標で、管路の更新ペースや状況を把握できます。
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