■株式会社 浦野建具
▼職人集団の伝統を引き継ぎながら快適な住まいづくりを
創業78年を迎え、襖や障子などの建具の製作・取り付けからリフォームまでを一貫して行う株式会社浦野建具を紹介します。
同社は、昭和22年4月に浦野建具店として創業。大工をはじめとした職人集団の持つ技術力を最大限に生かして地域の顧客の快適な住環境、住まいづくりに携わっています。市民の方なら一度は見たことのある「トントントンリフォーム」と書かれた看板のとおり、現在は住宅などのリフォームを中心に事業を展開しています。令和5年には事業拡大に伴いコタエルハウスのヤマギシグループに参入。不動産業なども手掛けています。
「トントントンリフォーム」というキャッチフレーズは、2階の事務所に居た女性社員が下から聞こえてきた大工の作業時の音から創作したとのこと。事業の主軸となっているリフォームは、これまでの建具の製作で培った職人たちの技術力を最大限に生かすことができるものです。大工工事や内装工事、電気設備工事などリフォームに関わる全ての工事を同社の職人だけで完結できる強みは、コストを抑えつつも工期を短くすることができ、他社との大きな違いとなっています。
また、同社は令和5年に特徴ある製品づくりや地域貢献活動などに取り組む工場として埼玉県から「彩の国工場」に指定されました。リフォーム業界の需要も高まり、同種の企業が多くある中で生き残っていくためには、これまで以上に顧客満足度の向上や選ばれる会社づくりを進めていくことが必要です。職人の高齢化も進む中、同社では社訓「だいじにします。永い信用」を守り続けていくため、伝統技術を継承しつつ、若手の育成にも力を入れています。
そして今後は、「複数の専門的技術を持つ『多能工』を育成しながら、限られた人材の中で組織全体の成果や業績を向上させていくことを目指している」とのこと。同社の職人集団という強みを生かしながら若手の職人が成長していくことで、最高の品質と最善のメンテナンスを提供し、これからも顧客のよりよい住まいづくりを担っていくことでしょう。
▽会社プロフィール
代表取締役 山岸 俊和
事業内容:木製建具製造・取付、特注家具製造・取付、襖・障子・網戸張替え工事、外構・エクステリア製品取付、リフォーム、不動産業など
所在地…矢場2-10-1
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