■バスケットボールが私の元気の源
小山 治子さん(谷郷・64歳)
今月は60歳代の今も現役でバスケットボールをしている小山治子さんを紹介します。
小山さんがバスケットボールを始めたのは中学生のとき。姉の友人から誘われたことがきっかけでした。1年生のときは練習や経験を重ねることに専念し、2年生からはレギュラーとして試合でチームに貢献してきました。高校生まで続け、その後は就職や結婚、出産・育児などでバスケットボールから離れていました。
バスケットボールを再開したのは2人目の子どもが中学生になった40歳のときでした。高校時代の先輩からバスケットボールチームへの誘いを受けたことで、埼玉県バスケットボール協会家庭婦人のチームに加入し、10年間ほど練習や試合に励んでいました。その後一緒にチームに所属していた仲間の1人が行田市で結成した新しいチーム「Frees(フリーズ)」の初期メンバーとして参加し、現在も活動しています。チームのメンバーは30代から60代の男女と幅広く、普段は週に1回、2時間程度の練習をしています。チームメンバーは練習以外でも食事会をするなど仲が良く「このメンバーがいるからここまで長く続けられています」とチームの魅力を話してくれました。小山さんはチーム最年長ですが、「走ることが好きで、得意な攻撃は速攻です」と若いメンバーにも負けない、気持ちの込もったプレーでチームを引っ張っています。
最近の楽しみはチームでの練習時に中学生のお孫さんと一緒にバスケットボールをすることだそうで、「まだ数回しか一緒に練習できていませんが、今後の楽しみの一つです」と話してくれました。
そして「後々後悔しないように今やりたいことをやる」と語る小山さん。今自分にできることを精一杯取り組み、「70歳までけが無く健康にバスケットボールを続けていきたい」と笑顔で話してくれました。激しいスポーツでもあるバスケットボールを今も楽しみながら続けているその原動力には、同世代だけでなく、若い世代のチームメイトとの交流やお孫さんと大好きなバスケットボールをする楽しいひととときがあるのでしょう。小山さんの年齢を感じさせないパワフルな姿が周囲の人に元気を分け与えています。
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