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健康情報コラム

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埼玉県越谷市

■おくすり手帳の活用方法
越谷市薬剤師会 昭和中央薬局 政氏良太(まさうじりょうた)

おくすり手帳はいつ、どこで、どんなお薬をもらったかを記録しておく手帳です。今回はその活用方法について書かせていただきます。
おくすり手帳には過去にかかった病気、アレルギーの有無、副作用歴、体調変化などについても記入できます。またそれ以外に、薬局や薬店で薬を購入する時、引っ越し先で新しい医療機関を受診する時、休日診療所や救急病院を受診する時、旅行する時、災害に遭った時にも何の薬を飲んでいるかを伝える必要があります。災害時、救急時等のためにも、おくすり手帳は常に携帯しておくことをお勧めします。
次に、病院ごとにおくすり手帳を分けている方もいらっしゃいますが、おくすり手帳はお一人一冊で管理しましょう。一冊にまとめることにより薬剤師は薬の飲み合わせ、薬の重複も確認できるようになります。そして、薬以外にも健康食品、サプリメントを購入する機会もあると思います。手書きでかまいませんので、購入した物も手帳に記録しましょう。思いがけない、よくない組み合わせ・食べ合わせが見つかることがあります。
おくすり手帳は、紙以外にも電子おくすり手帳というスマートフォンでも見られるアプリがあります。現在マイナンバーカードの普及も進んでおり、政府運営のポータルサイト「マイナポータル」を活用すれば、医療費や薬の情報をいつでも確認できるようになります(2021年9月以降の情報のみ)。ただし、今後ますます情報技術は発達するとは思いますが、現段階では電子化に対応できてない部分もあります。
もしもの時のために紙のおくすり手帳も一冊持っておくといいでしょう。気になること等ありましたら、薬剤師、薬剤師会にご相談ください。

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