令和5年度の一般会計、特別会計の決算が9月の定例市議会で認定されました。市の財政状況についてお知らせします。
■持続可能なまちづくりのため、財源を有効に使っています
令和5年度の歳入は、市税の増加などにより、令和4年度と比べて29億7,266万円増えましたが、歳出は、さらに多い46億1,594万円増えました。歳出のうち、最も多くの割合を占める扶助費は、福祉サービスなどに関する経費です。
少子高齢化の影響で、本市も人口減少の局面を迎え、市税収入の減少に加えて、福祉関連などの支出の増加が見込まれます。
財政破綻を早期の段階で回避するための目標である「財政健全化判断比率」は、すべての指標で早期健全化基準を下回っているため、市の財政は健全な状態といえますが、将来を見据えて、限られた財源をむだなく効果的に使っていく必要があります。
■一般会計決算
▽歳出(性質別)~どんな性質のお金?~
扶助費:各種福祉サービスを提供するための経費など
人件費:職員の給与や議員報酬など
物件費:委託料、光熱水費、備品購入費など
普通建設事業費等:学校、道路、公園等の建設など
補助費等:各種団体への助成金など
公債費:市債(市が借り入れたお金)の返済
その他:他会計への繰出金や、貸付、維持補修費用など
▽歳出(目的別)~何のために使ったお金?~
■財政健全化判断比率
※黒字の場合は「赤字なし」としています。実質赤字比率は▲13.02%、連結実質赤字比率は▲18.32%です
■資金不足比率
一般会計などに属さない公営企業会計における資金の不足額について、事業の規模に対する割合で示す指標です。
※資金剰余の場合は「資金不足なし」としています。東越谷土地区画整理事業は、事業規模(営業収益)がないため資金不足比率が算出されません。病院事業は▲1.0%、公共下水道事業は▲32.4%です
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