■クラウドファンディングを実施中
図書館では野口冨士男文庫開設30周年記念誌を作成します。実証を通し時代を見つめ続けた貴重な一冊を作るため、クラウドファンディングへのご協力をお願いします。
▽本市ゆかりの作家 野口冨士男(明治44年~平成5年)とは?
第二次世界大戦終戦後の一時期、妻の実家があった越ヶ谷町に住んだ作家です。代表作は『德田秋聲傳』『わが荷風』『かくてありけり』『なぎの葉考』など。越谷を舞台にした『桃の花の記憶』『白鷺』『川のある平野』『うしろ姿』『薄ひざし』なども出版されています。
平成6年には、本・原稿・日記等約3万点の資料が、生前の誓約に基づいて市に寄贈されました。
▽野口冨士男文庫は30周年を迎えます
野口冨士男から資料が寄贈され、平成6年10月に、図書館に野口冨士男文庫を開設しました。小冊子『野口冨士男文庫』を11年から毎年刊行しています。23年には生誕100年記念『越ヶ谷日記』、26年には文庫開設20周年記念『越谷小説集』を刊行しました。毎年秋には、講演会と特別展を開催しています。
▽日記文学として、貴重な作家研究の書として、克明な時代の記録として
読み応えのある『野口冨士男戦前日記』を作ります
野口冨士男が残した膨大な日記のうち、昭和8年(野口冨士男21歳)~19年(野口冨士男33歳)の記録です。海軍応召中の日記『海軍日記』(現代社1958年、文藝春秋1982年、中公文庫2021年)と、戦後疎開中の日記『越ヶ谷日記』(越谷市教育委員会2011年)につながります。
▽寄付者の名前は、図書館の野口冨士男文庫展示コーナーに掲示予定(希望者のみ)
『野口冨士男戦前日記』への寄付をお願いします
募集期間:7月24日(水)まで
目標金額:100万円(総事業費280万円)
※寄付した方への返礼品はありません
クラウドファンディングは本紙記載の二次元コードからご覧ください。
問合せ:図書館
【電話】965-2655
HP:87114
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