町長コラム〔10〕

13／26

■温暖化による異常気象
近年、世界中で大災害が多発しており、地球の危機が迫ってきている感がしています。今年の夏は異常なほどに暑い日が続きました。東京では真夏日が90日にも迫る有り様で、まさに「酷暑」という言葉がぴったりでした。町でも防災放送を使い「熱中症に注意してください」と連日呼びかけました。きっと皆さんうんざりする毎日を過ごされた事と思います。長期予報では、この冬は暖かい日が続くとのことですが寒さ対策はぬかりなくお願いします。先日、北極圏の氷河が溶け始め、地下深く溜まっているメタンが大量に噴き出し、それにより温暖化はますます進むという話を聞きました。年々加速する温暖化ですが、その原因は私達があまりにも快適な生活を追求し続けた結果であることは、皆さんも分かっていると思います。でも、もはや昔の生活に戻ることは困難ですし、今すぐに温暖化を止めることも不可能でしょう。それでも何もしなければ温暖化はますます加速されます。せめてエアコンの温度を今までよりも夏は1℃上げ、冬は1℃下げるだけでも違ってくるのではないでしょうか。この素晴らしい地球を後世につないでいかなければならないと思うのです。
感謝

「国家を脅かす敵として天災ほど恐ろしい敵はないはずである」
「天災は忘れた頃にやってくる」
寺田　寅彦(物理学者、随筆家)