町長コラム(06) 空き家の活用について

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町長就任時から今日に至る中で、空き家の増加が大変気になっていましたが、このところその数が急に増えてきている気がします。しっかり手入れがされていればよろしいのですが、放置されたままですと、「草木が生い茂る」「獣が住みつく」「倒壊、不法侵入」といった衛生面、保安面で近隣住民の生活環境を害してしまうことになり、トラブルや事件の温床にもなりかねません。
町では「特定空き家」になってしまう前に、利用予定のない空き家を貸す・売るためのツールとして埼玉県宅地建物取引業協会秩父支部と協力して運営している「空き家バンク」への登録を納税通知書に案内チラシを入れてお願いしていますが、登録数が少ないのが実状です。支部長にお会いする度に「長瀞町はオファーは多いのに登録件数が少ない。」と言われ続けています。インターネットに掲載されているのを気にしながら観ていますが郡内3町と比べてとても少ないです。先日はこんな話を耳にしました。「今から実家に定住するのは難しいが、盆や彼岸、正月は家族と実家で過ごしたい。」そうした方には「二拠点生活」をしていただくこともご一考いただければと思います。貸したい、売りたいと考えている方は一度町の企画財政課にご相談してみてください。　感謝

「兎追いしかの山　小鮒釣りしかの川　夢は今もめぐりて　忘れがたき故郷」
高野　辰之(ふるさとより)