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町長コラム〔08〕

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埼玉県長瀞町

■新型コロナウイルス感染症に想うこと
新型コロナウイルス感染症が5類相当となり、4ヶ月が過ぎようとしています。全国的に夏祭りが復活し、人々の生活も徐々にではありますがコロナ以前に戻ってきているようです。
しかしながら、まだまだ完全にマスクを手放すという状況にはなっていないと感じています。私事ですが、今年に入り身内が施設や病院にお世話になりました。コロナ以前であれば毎日でも面会出来たのに、未だ以って制限が続いています。先日、埼玉新聞の俳句欄でこんな句が目に留まりました。「死ねばさてやっと出される籠の虫」読まれた方がコロナを意識されたかどうかは分かりません。しかしグッと胸にきました。志村けんさんがコロナ感染で亡くなり、骨壺に収まってご家族の胸に抱かれたテレビの映像が、今更ながら思い起こされます。コロナは様々な形で私達の生活を変化させました。人間関係を希薄化させ、葬式の簡略化はその最たるものだと思います。「直葬、通夜省略、家族葬」コロナ以前は我々の世代では一般的ではなかったことが今日ではごく普通の事として認知されています。過去にとらわれず時代の流れについていく術を、コロナに教わった気がします。兎も角、コロナが一日も早く収束してくれる事を願う日々です。
感謝

「人はみな 悲しみの器 頭を垂りて 心ただよふ夜の電車に」 岡野 弘彦

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