町長コラム〔12〕

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■『瑞穂の国日本』への想い
明治安田生命保険相互会社が令和5年7月に実施した「健康」に関するアンケート調査によると、コロナ5類移行に伴う社会の変化が身体と心の健康に大きく影響しているという結果が出たそうです。健康の大切さを実感し、今よりもっと健康になりたいという意識が高まり「食事、栄養、睡眠、運動」への関心度が増したというのです。しかし物価高の影響で「食事、栄養、運動」への不安があると回答した人が2/3に上りました。ウクライナ戦争による原油高に加えて、酷暑で野菜の出来が悪く値段が上がった事も原因と考えられます。このところの物価高は目に余るものがあります。ガソリンはもとより、食料品のほとんどが値上がりしました。そんな中でもお米はとても有り難い存在で、何はなくともお米さえあればお腹を満たすことができます。県内町村長には米農家が数人いますが、近年は米離れが進んだり、米価は上がっても肥料の高騰で手元に残るお金は変わらず、米農家は大変だと話していました。私の子育て時代には、「ご飯さえ用意をしておけば、子ども達がひもじい思いをしなくて済む」との思いで炊飯器にご飯を絶やさなかったことが懐かしく思い出されます。春は苗の緑が水面に映え、秋には首を垂れた稲穂が黄金色に輝く、そんな原風景が未来永劫消えることのない『瑞穂の国日本』であって欲しいものです。感謝

「米という字を分析すれば　八十八度の手がかかる
お米一粒　粗末にならぬ　米は我らの親じゃもの」
宮城県民謡「米節」より