「中山間地域ふるさと事業」とは埼玉県が行っている事業で、農林業や地域活動の維持が困難な状況となっている中山間地域に対し民間企業に業務を委託し、中山間地域の農業的資源を生かすための調査及び住民活動を通じた地域活性化の取組を支援するものです。今年度は長瀞町が採用され、花の里や市民農園、野土山などを対象エリアとして事業を実施しています。
町内事業者の方と実際に町内の山を歩いたり、話し合いを重ねる中で、「メンテナンス」という言葉が持つ維持・管理の意味合いと、「里山」が持つ自然と人との関わりの意味を組み合わせて、「里山メンテ」というキーワードが生まれました。
参加者でもある秩父鉄道(株)の協力のもと、宝登山のロウバイの葉・実の「もぎ(模擬)ツアー」と題し、1回目の「里山メンテ」活動を行いました。1月下旬から2月に見頃を迎える宝登山の「ロウバイ」は12月頃のつぼみの段階で枝に残った葉や実をもぎ取ることで、蝋のような光沢のある黄色の花がきれいに咲き誇ります。つぼみを落とさないように葉や実をもぎとり、甘いロウバイの香りに包まれながら作業を行いました。
今後の活動内容や実施の方法については検討中ですが、町内の皆さんも参加いただける活動等があれば広報等でお知らせいたします。
問合せ:産業観光課産業観光担当
【電話】66-3111 内線233、234
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