■言葉がどのくらい影響力を持つか知っていますか
ハーバード大学での研究では、言葉の暴力は体の暴力の約6倍ものダメージを脳に与えることが発表されています。継続的に言葉の暴力を受けることで大脳皮質の側頭葉・視覚野が委縮し、言葉の理解や会話・コミュニケーションに影響を与えるそうです。
「○○(兄弟や友達)と比べて駄目(だめ)なんだから」「片付けもできないなんてだらしがない」「もう知らない」など、つい口にしてしまう、こどもの人格を否定するような言葉がけや否定的に叱り続けることが、脳にダメージを与えているかもしれません。
言葉の暴力はどこからがOKでどこからがNGか分かりにくく、そのため、積み重ねて繰り返し行われてしまう可能性が高くなると言われています。そんな時は、発した言葉が、こどもから発せられた言葉だと想像してください。きっとOKな言葉がけか、NGな言葉がけか判断できると思います。
発した言葉を振り返る時間を持ちながら、子どもと接することができると良いですね。駄目(だめ)だと思っていても「つい頭にきて…」ということが続く時は、時間の余裕がなく疲れている時かもしれません。今していることを少し手放して、ほっとする時間をぜひ持ってみてください。
■教育センターでは相談を受け付けています
学校や子育てのことで、誰かに話を聞いてほしい時、「こんな時どうしたらいいのだろう」と思った時、一人で悩まずに教育センターにご相談ください。
対象:幼児・小学生・中学生とその保護者の方
相談・問い合わせ:飯能市教育センター
・相談専用ダイヤル【電話】973-1400
・相談アドレス【メール】soudan@city.hanno.lg.jp
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