■日差しの強い時間帯は熱中症の注意が必要です!
近年の夏は全国的に猛暑日が続き、熱中症による救急搬送者や健康被害が多く報告されています。飯能市では防災行政無線等で危険な暑さへの注意を呼びかけています。飯能市で熱中症の症状から救急搬送される方は、12時~16時で日差しの強い時間帯に多い傾向にあります。
今回は、熱中症予防として「熱中症特別警戒アラート」と日差しの強い時間帯の過ごし方についてお伝えします。
▽熱中症特別警戒アラート
「熱中症特別警戒アラート」が発表されたら、防災行政無線やご当地アプリ等でお知らせします。暑さ指数(WBGT)が県内全観測所において35以上になると、救急搬送者が急増し、医療機関がひっ迫することが予想されるため、熱中症を防ぐ行動を実践してもらうことを目的に「熱中症特別警戒アラート」が発表されます。このアラートが発表された場合は、できるだけ外出を控え、暑さを避ける行動を取りましょう。室内に居る場合は、昼夜問わず風通しをよくし、室温が28℃を超えないようエアコン等を適切に利用し、部屋の温度を調節しましょう。「この程度の暑さなら大丈夫」と我慢することは避けましょう。
また、こまめな休憩と喉が渇く前に水分補給をしましょう。目安は1日あたり1・2ℓです。普段よりも濃い色の尿が出る場合は脱水症状を疑いましょう。普段以上に水分補給を心がけてください。
▽日差しが強い時間帯の過ごし方
飯能市においては、屋外で庭仕事やスポーツ等をしている際に熱中症になり、搬送される方が多い傾向にあります。
日差しが強いときは、直射日光と地面からの照り返しによって熱中症の危険が高まります。庭仕事やスポーツ等は日差しの強い時間帯(12時~16時)を避けましょう。外出が必要な時は、なるべく日陰を選んで歩き、帽子や日傘を使い、直接日光を浴びない工夫をしましょう。また「まちのクールオアシス」や「クーリングシェルター」を活用して休息と暑さを避ける行動をとりましょう。
▽熱中症の応急処置
(1)熱中症を疑う症状がありますか
めまい、失神、筋肉痛、筋肉の硬直、大量の発汗、頭痛、不快感、吐き気、おう吐、倦怠感、虚脱感、意識障害、けいれん、手足の運動障害、高体温
↓はい
(2)呼びかけに応えますか
いいえ:救急車を呼ぶ→涼しい場所へ避難、服をゆるめ身体を冷やす→すみやかに医療機関へ
はい:涼しい場所へ避難服をゆるめ身体を冷やす
↓
(3)水分を自力で摂取できますか
いいえ:すみやかに医療機関へ
はい:水分・塩分を補給
↓
(4)症状がよくなりましたか
いいえ:すみやかに医療機関へ
はい:そのまま安静にして十分に休憩をとり、回復したら帰宅
▽「埼玉県まちのクールオアシス」
暑さを避ける場所として、市内にある一部の公共施設を指定しています。利用については施設の指示に従ってご利用ください。
5月~9月の間、外出時の一時的な休憩所としてご利用いただけます。「まちのクールオアシス」協力施設ステッカーが目印です。詳細は埼玉県ホームページをご覧ください。
▽「クーリングシェルター」
「熱中症特別警戒アラート」が発表されたときに開放される施設です。飯能市でも暑さを避けるために利用できる施設を指定しています。
飯能市の「クーリングシェルター」
・市役所本庁舎
・各地区行政センター
・総合福祉センター、原市場福祉センター、南高麗福祉センター
・市民活動センター
詳細は飯能市ホームページをご覧ください。
※利用できる日時・場所は、施設の開館している日時及び指定した場所になります。
今年も猛暑が予想されます。日差しの強い時間帯を避けて行動し、暑さを避けるための施設を活用しながら暑い日を乗り越えましょう。
問い合わせ:保健センター
【電話】974-3488【FAX】974-6558【メール】kenkozukuri@city.hanno.lg.jp
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