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[特集]がんばる鳩中部活動~友情、努力、そして青春(1)

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埼玉県鳩山町

■鳩中吹奏楽部の歩み
▽町内唯一の中学校 吹奏楽部の活躍
町内唯一の中学校である「鳩山中学校」(通称:鳩中)。その鳩中で今、目覚ましい活躍を見せているのが吹奏楽部です。
令和4年度と令和5年度に出場した県大会、西関東大会及び東日本学校吹奏楽大会では、全て金賞を獲得。部員は1年生17人、2年生13人、3年生10人の計40人が所属しています。
決して多くはない部員数で、鳩中吹奏楽部はどのような道を歩んできたのでしょうか。

▽今までの道のり
創部後、様々なコンクールへ出場してきましたが、多くの学校が目指すコンクールにおいて金賞を獲得することは極めて難しいことでした。部員の中には、入部した時に初めて楽器に触れる、楽譜が読めないなど吹奏楽の基礎から練習する生徒も多くいました。
そんな中、5年前から現在の外部コーチによる指導が始まり、加えて生徒たちが主体的に考え練習を行うようになりました。練習が実を結び、昨年初めて東日本学校吹奏楽大会への出場が推薦され、大舞台での金賞獲得となりました。

▽地域の皆さんとの交流
鳩中吹奏楽部といえば、ふれあい演奏会や人権問題を考える町民のつどいへの出演など、地域の皆さんとともに音楽を楽しんでいるのも特徴です。
毎年開催しているふれあい演奏会では、昨年度はコロナ渦で様々な制限がありましたが、たくさんの町民の方が足を運び、無事に成功することができました。生徒は、そうした地元の方々からの応援を肌で感じ、「背中を押してもらっている」と言います。

▽鳩中吹奏楽部のこれから
これまでの歴史に加え、新たな歴史を刻み始めた鳩中吹奏楽部。
今後、アンサンブルコンテストで全国大会に出場することを目標に練習に取り組んでいくそうです。ますますパワーアップする鳩中吹奏楽部を私たちは応援し続けます。

◆鳩山中学校 森田浩幸(ひろゆき)校長
東日本学校吹奏楽大会2年連続金賞おめでとうございます。本当に素晴らしい演奏でした。この快挙を達成するために今まで言葉では表せないほど努力したのだと思います。
みなさんの素晴らしさは技術の高さだけでなく、「演奏を楽しんでいる」ことそして「チームで助け合っている」ことです。また、普段から笑顔であいさつができたり、真剣に授業を受けたりと素晴らしい学校生活を送っています。そういったところが吹奏楽部の強さの秘密なのかもしれませんね。
ぜひ今まで支えてくれた人たちへの感謝を忘れずに「部活動をとおして得た宝物」をこれからも大切にしてください。

◆強さの秘密
今の鳩中吹奏楽部を支える部長、顧問の先生に話を伺いました。

▽関⼝ 胡春(せきぐちこはる)さん(3年)
鳩⼭中学校吹奏楽部部⻑
私たち吹奏楽部は、今年度のコンクールで、東日本大会で金賞を取ることを目標に掲げて取り組んできました。昨年より高い目標を自分たちで設定することでプレッシャーや不安もありましたが、部員同士、切磋琢磨し、目標を達成することができました。これも、文化会館で練習させていただくなど、町の様々なご支援のおかげと感謝しています。
町の皆様やたくさんの方々への感謝の気持ちを届けていけるよう、一丸となって努力していきたいと思いますので、よろしくお願いします。

▽吹奏楽部顧問 関⼝先⽣
昨年の10月、初めて東日本学校吹奏楽大会に出場し、金賞を受賞して以降、この1年間は生徒たちにとって、大きなプレッシャーとの闘いだったと思います。「昨年の先輩たちのような結果を残せるだろうか。」「下級生を引っ張れるだろうか。」等、多くの不安や悩みがあったことでしょう。けれども、「昨年度以上の結果を出す」という高い目標を設定し、それに向かって部員一人ひとりが時間を惜しんで練習を積み重ねてきました。
鳩山中はよく、「サウンドが良い」とほめていただくことがあります。毎日基礎練習をしっかり行い、日々「音作り」に努めてきたことが、「鳩中サウンド」と「一体感」を生み出しているのではないかと思います。目の前の課題を一つ一つこなしていった先には、これまで見たことがない景色が広がっていました。
生徒たちの、より高い目標を達成しようとする意欲と、それに向かって努力し続ける真摯な姿勢こそが、鳩中吹奏楽部の財産だと思います。

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