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自治体の皆さまへ

認知症になっても安心して暮らせる鳩山町を目指して

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埼玉県鳩山町

■認知症について考えてみませんか
~9月は世界アルツハイマー月間です~

毎年9月は「世界アルツハイマー月間」、また毎年9月21日は「世界アツハイマーデー」です。地域住民が認知症についての認識を高め、認知症当事者やその家族に希望をもたらすことを目的として、世界中でさまざまな取り組みが行われています。

◆⾼齢者の5⼈に1⼈は認知症
日本では、平均寿命の延びに伴って、認知症にかかる人も増加傾向にあります。
厚生労働省の調査によると、日本における65歳以上の認知症の人数は、2025年には700万人(高齢者の約5人に1人)が認知症になると見込まれています。
鳩山町に置き換えると、高齢者6088人(令和5年7月1日時点)のうち、1217人が認知症になると想定されます。

◆認知症の予防とは?
「自分だけは認知症にならないと思う」、「まだ若いので認知症なんて関係ない」といったように認知症は高齢者特有の病気であるというイメージを持つ方も多いと思います。
しかし、認知症は若い世代でも発症する可能性があります。一般的に脳の老化は40代後半から始まると言われています。また、認知症は持病や生活習慣によっても発症リスクが高まると言われています。
認知症予防のポイントは、「運動」、「栄養」、「社会参加」です。認知症の発症リスクを抑えるためにも、毎日の生活を見直して改善したり、町が実施する活動に積極的に参加してみましょう。

◆認知症は早期発⾒と対応が⼤切
国の認知症大綱の中で期待される認知症予防とは、「認知症にならない」ではなく、「認知症になるのを遅らせる」「認知症になっても進行を緩やかにする」こととされています。
また、認知症は早期に発見し適切なケアにより、その人らしい生活を長く続けることができる病気でもあります。本人・家族、そして地域の人も、認知症について正しく理解し、認知症がある人もない人も、共に住み慣れた地域でいつまでも暮らしていける「共生」のまちを目指していきましょう。

◆図書館「認知症コーナー」を設置しています
町立図書館では、9月のアルツハイマー月間、10月のケアラー月間に合わせて、毎年認知症や介護、福祉に関する本の特設コーナーを設けています。認知症や介護に関する本やDVD、チラシ等を置いていますので、この機会に理解を深めてみてはいかがでしょうか。

◆鳩山町の認知症への取組の一部をご紹介します
◇はーとん⾒守りシール交付事業
「はーとん見守りシール」には、QRコードが印刷されていて、高齢者を発見した方がスマートフォン等でQRコードを読み取ると、伝言板サイトが表示され、介護者(保護者)あてにメールが自動送信されます。本人が住所や名前を伝えられなくても、介護者等に連絡が届き、安全に帰宅することができます。
1人で歩いている高齢者等でこのシールを身に着けている方を見かけたら、困っていることはないかお声がけいただき、QRコードを読み取り、安全に帰宅するためのサポートをお願いします。

◇はーとんカフェ今宿
高齢者が気軽に立ち寄れる場所として、「はーとんカフェ今宿」があります。ボランティアの皆さんもお待ちしていますので、お気軽にお越しください。
利⽤対象:高齢者とその家族
所在地:鳩山町大字今宿532-7プラザM内(今宿交差点の近く)
開所⽇時:毎週火曜日と金曜日の週2日(祝日、年末年始を除く)午前10時~午後4時

◇認知症サポーター養成講座
認知症に対する正しい知識と理解を持ち、地域で認知症の人や家族に対してできる範囲で手助けをする人が増えるよう、町では講座を開催しています。

◆認知症についてのご相談は
◇認知症ケア相談室
在宅で認知症の介護をされている家族介護者等に対して、認知症の介護技術や方法についての相談に応じます。
介護者における認知症の介護技術や方法に関する悩みも様々です。特別養護老人ホームの現場で数多くの認知症の方に対応している「認知症ケア相談員(介護福祉士)」にお気軽にご相談ください。鳩山松寿園東館(【電話】296-7677)にて相談を受け付けています。

◇地域包括支援センター
認知症地域支援推進員等が相談をお受けします。

◇認知症初期集中支援チーム
認知症サポート医、看護師や保健師、社会福祉士等がチームとなり活動しています。
活動内容:本人や家族から相談を受け、事前予約時に面談しやすい環境(来所、訪問)を決定し、困っていることについて専門職チームが相談に応じます。
⽇時:毎月1回(水曜日)午後1時30分~(事前予約が必要です)

◆認知症について知りたい
◇鳩⼭町認知症ケアパス
認知症ケアパスとは、認知症の進⾏とともに変化していく状態に⾒合った医療や介護などの⽀援を受けられるように準備しておくためのツールです。
認知症は、必ずしもみなさんが同じように進⾏するわけでもなく、同じような症状がでるわけではありません。
認知症についての⾒通しが必要になったとき、情報収集のための参考冊⼦を作成し配布しています。ご希望者は、町地域包括⽀援センターまでお越しください。
※ホームページからダウンロードすることも可能です。

◇オレンジガーデニングプロジェクト
「認知症になっても希望をもって⾃分らしく暮らし続けられる社会」に向けた活動の⼀環として、新潟県⻑岡市で始まった「オレンジガーデニングプロジェクト」の動きが広がっています。9⽉の世界アルツハイマー⽉間に、地域で認知症啓発のシンボルカラーであるオレンジ⾊の花を咲かせる活動です。
この活動は、みなさんが認知症について考えたり、周囲の⽅と話をするきっかけを作ったり、認知症の⼈と⼀緒に花を育てることで、認知症になっても暮らしやすい町をみんなで作っていくことを⽬的にしています。

9⽉30⽇(⼟)に開催予定の「はとやま健寿まつりINはーとんスクエア」(5ページ)の会場においても、認知症に関するブースを設置します。
ぜひお⽴ち寄りください。

問合せ:町地域包括支援センター
【電話】296-7700
【FAX】298-0077

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