[特集]想いを音にのせて(1)

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鳩山中学校吹奏楽部
3年連続東日本学校吹奏楽大会金賞受賞

■東日本学校吹奏楽大会で3年連続、金賞を獲得
鳩山中学校吹奏楽部は、3年連続、東日本学校吹奏楽大会で金賞を獲得しました。2年連続で金賞を獲得している強豪校として、プレッシャーと闘いながらのコンクール出場でした。今回の特集では、コンクール金賞を受賞した吹奏楽部の軌跡をたどります。

■吹奏楽部のこれまで
今年度は、1年生13人、2年生15人、3年生13人の、計41人が所属し、少人数ながら迫力のある音が魅力となっています。
部員の中には、入部した時に初めて楽器に触れる、楽譜が読めないなど吹奏楽の基礎から練習する生徒もいました。このため、多くの学校が目指すコンクールにおいて金賞を獲得することは極めて難しいことでした。
普段の練習から、顧問がいない環境でも部員たちが主体的に考え、パート練習や個人練習で課題を洗い出し、全員がそろった時に話し合いや合同練習を行っています。
現在は、外部コーチによる指導も行っており、個人練習で見つけた課題を徐々に解決していきます。
また、鳩中吹奏楽部といえば、「ふれあい演奏会」や「人権問題を考える町民の集い」への出演など、地域の皆さんとともに音楽を楽しんでいるのも特徴です。
毎年開催しているふれあい演奏会では、合奏曲だけでなく、馴染みのある名曲や流行りの曲も演奏します。「幅広い年齢の方に鳩中の音楽を楽しんでもらいたい」と、プログラムは部員が考えています。

■一丸となって取り組んだ1年間
昨年までは先輩に引っ張ってもらう立場だった3年生の13人は、3年連続コンクール金賞に向け、部全体の雰囲気や後輩の育成について考え、取り組んできました。学年の壁があると良い音色は出ないと考え、後輩でも意見を言いやすい環境を意識し、明るい雰囲気を作り上げてきました。
令和6年10月12日に開催された第24回東日本学校吹奏楽大会では「無辜(むこ)の祈り(樽屋雅徳氏作曲)」を演奏し、見事3年連続で金賞を獲得しました。聴かせどころのソロ、音を重ね自分たちの「うた」にする力を磨いてきた結果でした。
10月下旬に、金賞を獲得した鳩中吹奏楽部3年生13人が、町役場に表敬訪問に訪れました。今年卒業となる吹奏楽部の13人に、部活動への「想い」や音楽について、聞きました。