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[新春座談会 2025]鳩山町の学校教育を考える(3)

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埼玉県鳩山町

◆2025年を迎えて
教育長:では、令和7年度も含め、これから先、こどもたちの教育をどのように取り組んでいくか教えてください。
森田:生徒が通いたくなる学校づくりに引き続き取り組んでいきます。学力向上と人間関係の2本柱で、魅力ある学校づくりを行っていきます。
赴任してからのテーマとして、「Trial and Error ドンマイが響く鳩中」をキャッチフレーズにしています。「学校は失敗する場」という前提のもとに、「チャレンジする環境をみんなで作っていこう」ということを生徒に伝え、意識作りをしています。
浅見:来年度、やってみたいことの一つは、学び合いです。自分が分かったことを、隣の子に教えてあげられるようになるという教育が大事だと思います。
私の目指す学校像は、学び合いで児童を認めて、ほめて、良さを伸ばす学校です。こどもにとって学校が、認められるような場所、褒められる場所であることが、こどもたちの持つ良いところを伸ばすことになると思います。
向田:鳩山中の3大行事一つ一つに、3校の小学校の活動が集大成となって繋がっている気がします。私たち小学校も、精神も含めた基礎的な学びを繋げていきたいと思いました。
小さな成功体験の積み重ねが、やがて中学校を含め9年間の義務教育を通して、大きく花開いていくと思います。「できた、分かった」をいかに広げ、成功体験に繋げるかというのを今後も取り組んでいきます。
千装:亀井小の教育目標は「あかまつ」です。町長、覚えていますか。
町長:「あかるい子」「かしこい子」「まじめな子」「つよい子」です。
千装:そうです。校庭の赤松になぞらえて、教育目標になっています。
色々な解釈がありますが、「あかるい」は人との接し方、「かしこい」は教科も含めた色々な学び、「まじめ」は物事に真剣に取り組むこと、「つよい」は心身の健康という風に考えています。それぞれの点で、一段上に行けるといいなと思っています。
森田:私はより、小学校と中学校の連携をしていきたいです。今年度鳩中では、町の学力向上推進委員会の取組の一環として行われた亀井小と今宿小の授業公開に参加させていただきました。今後は中学校でも授業公開を行い、教員同士の交流ができるようお互いの授業参観を行っていきたいです。
教育長:コンパクトな町だからこそ、連携をキーワードにそれぞれの強みを活かしていただきたいです。
各学校が特色ある教育を行い、こどもたちが意欲を伸ばし、輝く居場所ができると嬉しいなと思います。
町長:各学校で学んできたことがそれぞれの点で終わってしまうと、こどもたちは何を勉強して、卒業したんだろうと疑問で終わってしまいます。それぞれの点が繋がり、線になるためには、こどもたちに理解してもらうだけでなく、教員も目標や目的を知ることが大切だと思います。線をより太く、明確に描けるように、連携を積極的にやっていただけたらなと思います。
明るい鳩山の未来に向けて、一緒にやっていけたらと思っています。これからも引き続きよろしくお願いします。

◆小中学校連携による外国語教育
鳩山町では、児童の実態を把握し、生徒指導面での連携を深め、英語教育の円滑な接続を図るとともに中1ギャップの解消を目的として、毎週金曜日に、鳩山中学校の英語教員が町内小学校の英語学習のサポートを行っています。
情報交換を行い、学校の先生方には授業の進め方や中学校の先生方の持つ指導スキルについて学ぶ機会を設けています。

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