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自治体の皆さまへ

みんなの「やりたいこと」がまちづくりに繋がる場所(3)

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埼玉県鳩山町

■子ども体験学びラボ 柳楽 一輝(なぎらかずき)さん
「地域で起業シェアハウスT」に入居している柳楽さん。
岡山県出身の柳楽さんは、カフェめぐりが趣味で、ふと入ったカフェでマルシェのチラシを見て来館したことが、マルシェで活動を始めるきっかけとなりました。

▽子育てしている親の力になりたい
平日は会社員として勤務し、休日に3歳以上の預かり等を行う子育てパートナーとして活動しています。「県内のフリースクールでお手伝いもさせていただいてます。こどもが好きなので楽しい時間です」と笑顔で話します。
起業したきっかけの1つは、自身がひとり親家庭で育ったこと。多忙な毎日の中で、子育てに余裕が無くなってしまった親の力になりたいと思ったそうです。また、「落ち着きのない性格のこどもと出会い、昔の自分を見ているような感覚になりました。こどもの気持ちをもっと汲み取り、寄り添いたいと、チャイルドマインダーという資格を取得しました」と語ります。少人数で家庭的な保育方法を学び、こども一人ひとりの興味や関心に寄り添った保育を心がけています。
一時預かり事業では、保護者の方が生き生きできる余暇時間をつくること、こどもたちが遊びながら学ぶ機会をつくることができるように意識していると言います。

▽失敗をしてもいいんだと思える居場所になりたい
マルシェが開催する子育て関連のイベントでは、一時保育のサポートや出店をするなど、連携しながら保育事業に取り組んでいます。
こどもにとってお兄さん的存在でありたい、失敗をしてもいいんだと思える居場所になりたいと話す柳楽さん。「まずは仲間を作り、土日だけでなく、平日保育も実施できるようにしたいです。また、こどもと地域をつなげる仕組みを作りたいです。地域の困りごとをこどもたちと保育者が一緒に解決していくことで多くの学びがあると思いますし、地域の方に見守っていただけると嬉しいです」と話します。

◆サラリーマンが子育てサポートに挑戦
岡山県津山市生まれ。こども時代に他人軸で生きてきた後悔の経験から、哲学と教育学に興味を持つ。現在は車載製品のシステムエンジニアとして仕事をしながら、こどもたちの笑顔が見たくて「遊びと学び」の場づくりを実践し、子育てパートナーとしても活動中。

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